JIBUNマガジン 文京区

2022年01月号 vol.78

地域の活動に「学生ブランド」/跡見の学生がフリーペーパーやSNSで「つゆくさ荘」応援

2022年01月17日 01:59 by Takako-Oikawa
2022年01月17日 01:59 by Takako-Oikawa

多世代の居場所として2020年にオープンした「氷川下つゆくさ荘」で、跡見学園女子大学の学生が中心になって「つゆくさだより」の発行や、ツイッター、インスタグラムなどのSNSを使った広報活動が活発化している。4年生の波多江詩織さんは「多くの人につゆくさ荘を知ってもらいたい。コロナ禍でも様々な人とつながれたのがよかった」と話す。

つゆくさ荘は東京健生病院の向かいの貸店舗を改装し、町会や地域の人、文京区社会福祉協議会や企業、大学生といった様々な人が話し合いを重ねて立ち上げられた多世代の居場所(過去記事参照)。2021年3月に、2階のアパートで火事が発生し、利用を休止していたが、復旧工事でプチリニューアルし、同年7月に活動を再開。秋には氷川下町会主催のハロウィンイベントが開かれるなど、にぎわいを取り戻しているところだ。

(左から中谷さん、野口さん、波多江さん)

コミュニティデザイン学科がある跡見学園女子大の学生は、地域の人とのつながりを実践的に学ぶ場として、つゆくさ荘に積極的にかかわってきた。文京区内の他の活動にも参加している波多江さんは、「つゆくさマルシェやハロウィンといったイベントに参加すると、参加者からつゆくさ荘は何をやっているところかと質問される。学生が説明に困ると聞き、それではつゆくさ荘の設立の経緯などを聞いてフリーペーパーを作ってはどうかと提案した」と話す。つゆくさ荘運営にかかわる地域の人や社協、企業を交えた会議があり、そこで相談したところ、ぜひ学生中心に作成してもらいたいという話になった。

2021年の3月ごろ、学生3人がデザインやタイトル案を考えて発表、投票方式で決まったのがつゆくさのブルーを基調にした「つゆくさだより」だ。採用されたデザインの提案者で3年生の野口明音さんは「夏ごろみんなで集まって検討し、手探りで相談しながら始めた。何もないところからで大変だった」と振り返る。ハロウィンイベントに合わせて10月に発行した創刊号では、つゆくさ荘の基本的な紹介や、学生メンバー約20人の紹介を載せた。

3年生の中谷華さんは子ども支援に関心があり、地域づくりの講義を聴いて実践してみたいと、活動に参加している。このほど発行された第2号の編集に携わり、跡見の学生の活動やイベントについてまとめた。「楽しく活動するのが一番。地域の活動に『学生ブランド』が加わることでさらに広く活動を知ってもらえたら」という。

野口さんはSNSリーダーでもある。ツイッターやインスタグラム、フェイスブックでの発信のまとめ役だ。本来はイベントの報告などで活用すべきところだが、コロナでイベントができない現状で何を発信するかみんなで知恵を絞り、学生の日常を投稿してみようと、担当を割り振って発信するなどしている。「他の区内の活動者ともつながり、コラボしたい。SNSで知名度が上がって盛り上がっていけたらいいと思う」

昨年は不定期でオープンデーがあり、跡見の学生も参加。「おしゃべりしませんか」「ペットボトルの飲み物あります」「スマホの使い方おしえます」といった文言が書かれた看板を出して地域と交流した。ふらりと立ち寄り、お米を持ってきてくれる人もいる。学生たちは口をそろえて「楽しみながらかかわりたい」と話していた。(敬)

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