JIBUNマガジン 文京区

2022年01月号 vol.78

OSAGARI絵本のよりみちにっき/小学校の読み聞かせボランティアに挑戦

2022年01月17日 02:36 by Takako-Oikawa

文京区で中古の絵本屋を構えて、早いもので7年目。息子の出産を機に、夫が営むネット古本店の倉庫の片隅で“手に取って選べる”絵本販売コーナーをつくったのがはじまりです。

そして、小学生になった息子に感化され、また一つ新たなチャレンジをしてみることに。息子の小学校での読み聞かせボランティアです。普段はおしゃべり大好き、人見知りもせずという性格ですが、人前で話すことはとてもとても苦手……ということで、これまでイベント等での読み聞かせは上手な方にお願いしていました。でも、ここにきて一念発起。

息子が通う小学校では図書教育に力を入れていて、校内のあちこちに「だれでも本棚」があります。図書室は大人も入り浸りたいくらいの居心地の良さ。保護者による図書ボランティアも、読み聞かせのほか学校司書さんのお手伝いや掲示物の作成など多岐にわたります。「無理なくできるときに、だれでも気軽に」というスタンスは、働く親にもありがたい。コロナ禍で学校イベントもなかなか……という背景もあり、今年は特にたくさんの保護者が図書ボランティアに応募したそうです。

そんなわけで、先日2回目の読み聞かせに行ってまいりました。初回は息子のクラスで割とリラックスして読めたのですがが、今回は2年生ということでドキドキ。でも、あまり構えず、子どもたちと朝の15分を楽しく過ごせたらという思いで選んだのがこちらです:

★『へんしんおてんき』(作・絵:あきやま ただし 出版社:金の星社)

★『コッケモーモー!』(文:ジュリエット・ダラスコンテ 絵:アリソン・バートレット 訳: たなかあきこ

★『てぶくろ ウクライナ民話(大型絵本)』(絵:エウゲーニー・M・ラチョフ 訳:うちだ りさこ 出版社:福音館書店

1冊目と2冊目は、アイスブレイク的にテンポよく読める作品をチョイス。そしてラストは、子どもたちも「これ知ってる!」と言う定番を、どどんと大型サイズで。

 結果……とっても楽しかった! 特に私が(笑)! 最後に『てぶくろ』を袋から出したときの、子どもたちの「でかっ!」にも思わずニヤリ。予想外の大きさは驚きであり、わくわくであり、発見でもあります。サイズが変わると見え方も変わり、今まで気付かなかったイラストの細部が、目に飛び込んでくることもあるでしょう。

 ページをめくるごとに、「えーダメダメ。もう入れないよ!」「手袋が破けちゃうーー」と子どもたちの声が重なっていきます。最後のページでほっとしつつも、物語の不思議な余韻に、どこか狐につままれたような表情の子どもたち。

 息子とのんびり二人で読む絵本もいいけど、仲間たちといっしょに物語を旅する高揚感もまた格別。コロナの出現により「みんな一緒に」がなかなかかなわなくなってしまったけれど、笑いやドキドキを同じ空間で分かち合う時間の大切さを再確認する時間でもありました。

 読み聞かせ挑戦2回目を終え、気が付けば緊張しいの自分もどこへやら。子どもの前だと「上手に読まなきゃ」とか「うまくやらなきゃ」より「一緒に楽しみたい!」が勝るのね。絵本の力、子どもの力は偉大なり。

 (OSAGARI絵本・伊藤みずほ)

※OSAGARI絵本についての記事はこちら

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