こどもと親子のひろばとして5年ほど地域の有志がボランティアで開いてきた「さきちゃんち」が3月末で閉まり、徒歩5分ほど離れた小石川植物園前に引っ越しし、「さきちゃんちpetit(プチ)」として再出発することになった。文京区の地域子育て支援拠点事業として、月曜から金曜の10時から15時まで開く予定だ。26日(木)にオープンする。
さきちゃんちpetitは植物園正門を背に立つと、右斜め前のギャラリーから3軒目にある3階建てのクリーム色の建物1階に開設される。petitの名の通り、こじんまりした空間で、10組程度の親子が過ごせるスペースとなる。
さきちゃんちは、お友達の家に行く感覚で行ける場所、まちの人が共有する「おうち」として、小石川3丁目の個人宅2階の元事務所跡地を地域のボランティアが無償で借りて開設、運営してきた。日中は主に乳幼児と保護者が遊びに来て、夕方の放課後の時間帯は地域の小学生らが遊びにきていたが、常時開いているわけではなかった。さきちゃんちpetitでは、元幼稚園や保育園の園長や子育て支援員らスタッフが常駐して平日は毎日開く。当面は0歳~3歳くらいまでの子どもと保護者が対象の親子ひろばとして運営する。
新型コロナウィルス感染症の拡大が心配されるなか、オープニングの式典はしないが、26日10時にオープンし、11時ごろまでは誰でも出入り自由で見学可能だ。運営メンバーの八木晶子さんは「ゆったりくつろげる場にしたい」と話している。(敬)
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