JIBUNマガジン

2016年1月号 vol.6

【まち】かるたづくりで人がつながる思いが見える/文京かるた隊b-Karutaプロジェクト進行中!

2015年12月31日 19:05 by Takako-Oikawa
 お正月にかるた遊びをした家庭も多いのではないだろうか。自分たちでかるたをつくることを通して、まちの良さを再認識し、人をつなげる活動をしている文京かるた隊では、「文京かるた」をつくって多世代のつながりや地元愛をはぐくもうと、b-Karutaプロジェクトを立ち上げた。1月16日には、「かるたライターになろう!」という体験会&プロジェクト説明会が開かれる。
 

 「しょうじやぶり みんなでやると たのしいな」「なつかしや 昔使った 黒電話」……。文京区本駒込にある多世代が集う民家「こまじいのうち」では定期的に「こまじいかるた会」が開かれ、集まった人が思い思いに自分の好きなかるたをつくって遊んでいる。子どもからお年寄りまでが、こまじいについて詠んだ句を集めた「こまじいかるた」もある。かるたをつくるとき、こまじいのうちについていろいろ考えて思いをはせる。かるた遊びをすることで、多世代交流にもなる。そこに注目して活動しているのが文京かるた隊だ。今年度、文京区の新たな公共プロジェクトに採択され、区の後押しも受けている。
 

 共同代表の都丸光子さんは「かるたには情報をシンプルに伝える力がある。地域のことや活動を見えるようにできる」と話す。原点は都丸さんの出身地、群馬県で親しまれている「上毛かるた」だ。「つる舞う形の群馬県」「繭と生糸は日本一」「歴史に名高い新田義貞」などと土地や人を詠んでおり、群馬県人は子どものころから慣れ親しんで暗記しているという。
 

 そこで、文京区独自の「文京かるた」をつくろうというのが、プロジェクトのねらいだ。都丸さんは「文京区在勤、在住で区報などを見ない方にもアプローチできるのではないかと思う」と話す。この半年ほど、どうやってかるたをつくるかについて、試行錯誤してきた。昨年秋には、子どもがつどうまちのLDK「さきちゃんち」にきて、運営メンバーとかるたづくりを試した。まずは「さきちゃんち」はどういう場所なのか、どうありたいのかについて、付箋に書き出して話し合った。そこで出てきた句は、「大丈夫よ やってみたらと 背中押す」「ゆるっとごろごろ 子どもが育つ」「つどうかなう まちのLDKさきちゃんち」。この作業を通して、活動をどうしたいのかを議論することもでき、かるたにすることで、遊び手に活動を伝えることもできる。
 

 プロジェクトを広げていくために、文京区の人や活動、地理、歴史、トリビアを詠むかるたづくりに向け、調査・インタビューに行って記事にするb-Karutaプロジェクト「かるたライター」を募集する。文京区にまつわる「かるた」や専用Webサイトで情報発信していくという。「作成したかるたの札を地域にずっと残し、文京のつながりづくりに参加できます。文京区在住・在勤・在学中の方だけでなく活動に興味がある方ならどなたでも」と都丸さん。1月16日13時半から16時、文京区内の施設(参加者に別途連絡)で、上毛かるたを含む地域かるたの体験会とプロジェクト説明会がある。
申し込みはこくちーずから。

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