JIBUNマガジン 文京区

2020年10月号 vol.63

リンゴがぎっしり。谷根千スイーツ新名物、食べ歩きができるアップルパイ「APPLE POCKETS」

2020年10月04日 19:33 by inaba_yoko

 不忍通り沿い、千駄木駅より徒歩2分のところに、7月23日、アップルパイを売るお店がオープンした。店名は、「APPLE POCKETS」。小さな可愛い店のガラス戸を入ると、一つずつハンバーガーのように紙に包まれたアップルパイが並ぶ。1個370円。リーズナブルな価格だ。

店内に置かれたフライヤーには「バターがふんわり香る良質のパイ生地に、ていねいに煮込んだ国産のふじリンゴがたっぷり。茨城県北部で大人気だったアップルパイをもとに、谷根千食べ歩きスイーツの新名物できました」と書かれている。

さっそく代表の遠藤良子さんにお話を伺う。

遠藤さんは数年間のアメリカ生活で、地元の主婦の方々からホームメイドのアップルパイのレシピを教わり、日本に帰ってから家でアップルパイを作っていたという。

「私の母が、茨城県北部、袋田の滝の近くで、温泉宿の女将をしているんですが、その周辺がリンゴの産地なのです。私の作ったアップルパイを食べた母が、旅館のお土産の目玉商品にできるんじゃないかと思いつき、地元のリンゴを使ったアップルパイの販売を始めました」。遠藤さんがお母さんにだいたいの作り方を教えたのだが、「それが結構な人気商品になって、紅葉の時には大行列ができるようなアップルパイになりました」という。

それから20年くらい過ぎ、遠藤さんは自らアップルパイ屋さんをやろうと思い立ち、2年ほど旅館の方でアップルパイの製造を学び、東京に帰ってきた。さてどこに店を構えようかというとき、自宅近隣の東京下町エリアでおもしろいところがないかと探したという。

「下町でお店をやるにあたり、おしゃれで高級感のあるデザートというより、気取らず気さくに食べられるハンバーガーみたいなスイーツを売りたいと思いました。谷中近隣の食べ歩きの雰囲気がイメージにぴったりだと感じ、谷根千散策をしながらアップルパイを食べてもらいたいと思いました」と今の場所に決めたという。

お店のアップルパイの売りは?

「私がアメリカで食べたアップルパイというのは、リンゴだけがたっぷりつまったパイでした。日本で売られているアップルパイは、カスタードクリームやレーズン、スポンジケーキのクランブルなど、リンゴ以外のものが入っていることが多いですけど、うちはできる限りリンゴだけを使い、リンゴの自然な甘さを生かしたパイ作りをめざしています」という。また素材にもこだわり、「血糖値が急激に上がらない身体にやさしいブラウンシュガーや、発がん性を指摘されるマーガリンではなくバターを使って、なるべく健康によい家庭のおやつみたいなアップルパイをお母さんの気持ちで作っています」。

ただあたりまえのものしか入ってなくて旨いアップルパイをめざしている。(稲葉洋子)

APPLE POCKETS

〒113-0022東京都文京区千駄木3-42-5セントラルヴィラ千駄木1階

050-3590-7517

e-mail info@applepockets.com

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