JIBUNマガジン

2019年10月号 vol.51

タピオカ、タピオカ。白山、茗荷谷、後楽園。

2019年10月08日 23:48 by Takako-Oikawa

 「新聞に出たころはブームが去っている」。そう世間でささやかれていると耳にした。今さらタピオカって? 夏も終わったし・・・という声が聞こえてきそうだが、元新聞記者だから仕方ないと大目に見てほしい。

 というわけで思い立ち、白山、茗荷谷、後楽園と、夏前に文京区内に一気に増えたタピオカドリンク専門店を早足でめぐる旅に出た。比較のために飲んだのはタピオカミルクティーだ(※注:同じ日に全店のものを飲んだわけではありません)。

 まずは都内各地に出店ラッシュの「茶伽匠(ちゃかしょう)」(白山5-35-9 1F)。白山店は駅の出口の真ん前にある。茗荷谷店もあるので実食は見送り、外観だけパチリ。列ができていた。

 そこから坂を上ると、白山上の交差点から本郷通りへ抜ける狭い道がある。「新道(しんみち)通り」と言うらしい。昔ここに焼き鳥屋があって、2階の狭い和室で仲間と談合、いや、打ち合わせを兼ねた飲み会をしたものだ。心の中でひそかに平成の寺田屋と呼んでいたのだが、今はもうない。

 その向かいの新しいおしゃれな低層マンションの1階に2019年5月に開店したのが、「トーランティー(偷懒茶)」(本駒込1-3-18-102)。サイトによれば、トーランはさぼるという意味らしい。日本と中国の男性2人が起業して開いたらしく、白山店が第1号のようだ。

 ガラスの壺からカップに紅茶を入れ、ミルクを入れ、タピオカを入れ、と作業工程がつぶさに見えた。Mサイズ540円(税込み)。タピオカに味がしみていなくて、ストローも口径が細めで吸い取れない。タピオカのカロリーはあなどれず、よくかまないと消化に悪いと聞いたので、完食はやめた。メニューには果物のスムージー系があるので、そちらの方がおいしいのかもしれない。

 白山御殿の山(小石川植物園)を越えて千川通りに出る。ここに胡蝶蘭専門店「らんや小石川店」(小石川5-38-12)がある。カフェが併設されており、最近「タピオカはじめました!」。ミルクティーと抹茶ミルクティーがあり、どちらも550円。台湾は胡蝶蘭の産地だそうで、やはり台湾発のタピオカミルクティーをはじめたというわけらしい。普通においしい。

 さらに坂を上り、お茶の水女子大の正門の向かいあたりに、「茶伽匠(ちゃかしょう)茗荷谷店」(大塚3-5-4 1F)がある。Mサイズ528円。さすがに複数店舗展開しているだけあってか、従業員数も多く、味も安定感がある。タピオカに黒糖の甘みがしみておいしい。

 そういえばここは数年前カフェレストランがあった場所だ。ここで待ち合わせてJIBUNの記事用の人物取材をした記憶がある。店内のカフェスペースは奥行きがあって広い。抱っこやベビーカーで子連れの方の姿も見られた。

 茗荷谷駅の裏手というか、春日通りから3番出口への抜け道沿いにあるのが「トーランティー(偷懒茶)茗荷谷店」(小日向4-7-20 1F)。ここもつい最近までカフェがあった場所だ。奥まった立地のせいか、集客が大変そうにみえた。

 春日通りを一気に後楽園に駆け下り、南北線の後楽園駅8番出口のほぼ真ん前、再開発地域に建ったばかりの高層マンション1階にあるのが「The Bubble Stand」(小石川1-4-12 1F)。Mサイズ580円だが、紅茶がおいしい。タピオカも自家製だとかで、味はよかった。

 文字通り駆け足で巡ってみたタピオカドリンク専門店。最近はチーズフォームティーとやらが注目を集めているとか。栄枯盛衰を見守りたい。(敬)

 

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