JIBUNマガジン 文京区

2019年08月号 vol.49

「知ってるつもり」で終わってないか? まちを文と写真で表現する講座、次回は8月29日夜

2019年08月10日 16:49 by Takako-Oikawa
2019年08月10日 16:49 by Takako-Oikawa

 JIBUNマガジンの及川編集長が、ここで何度か紹介している「文京区でまってる!」に講師として登壇。2019年7月26日夜、アカデミー音羽で第11回「『知ってるつもり』で終わってないか?~まち×ライティング実践講座」が開かれた。

 いつもは、ゲストのスピーチを中心とする「文京区でまってる!」だが、この日は、久しぶりに講座形式にてイベントを開催。文章を書きたいけれど、どのように書くのか分からない人向けに、まち歩き・ライティング・写真撮影の分野の専門家3名が、参加者に向けて実践形式の講座を行なった。

沼田 洋一郎さん(さんぽみち総合研究所

 記事を書くには題材が必要。ということで、記事の題材を提供いただいたのは、「さんぽみち総合研究所調査研究部長」の沼田さん。文京区を走る「B~ぐる」をこよなく愛する人。スマホアプリ「坂道アプリ」を作った方で、現在はバージョンアップに備えて奮闘中。私も「坂道アプリ」は利用しているが、113坂のうち13坂しかクリアしていないのは、沼田さんには内緒。秋になったら再開する予定だ。

 本講座では、沼田さんに「みんなで文京区のガイドブック」を作ることを提案いただいた。講座に参加した受講生は、文京区の興味のある題材を選び、来月までに記事を書き上げる。正直、かなりの無茶ぶりだったが、きれいに題材を提供いただいた沼田さんに感謝したい。

及川敬子(まちの情報基地「JIBUN」主宰、まちのLDK代表理事)

 続いて登壇したのがJIBUNマガジンの及川編集長。記事を書くときの基本、取り組む姿勢について丁寧に説明をする。文章の書き方は時の流れのよって変わるが、基本となる部分は変わらない。25年以上培ってきた新聞記者の経験を通して、参加者に語りかけるように教える姿が印象的だ。私がJIBUNマガジンの記者になって1年が過ぎた。毎回、編集長に送ったテキストを添削いただくときは、今でも緊張する。

石橋俊治さん(プードル写真事務所トーキョー代表、荒川区のゆる系ローカル情報マガジン「荒川102」記者)

 最後は、プードル写真事務所トーキョー代表で荒川102記者の石橋さんが登壇。写真を撮るときの、素材の選び方、構図の決め方、光と影の使い方について伝授する。

 石橋さんは、各所で写真講師を努めているだけあって説得力抜群。写真には、いわゆる基本の形なんてものは存在せず、その用途によって撮り方が変わる。写真で伝えたいことは? どこでどう使う? かを常に考えることを伝える。よくある教科書的な教え方は一切なし! 生きた講座がここにある。光の当たり方で人の顔がどのように見えるか、実際にライトを当てて見せてくれた。「光より影を見よ!」との教えだった。

 講座を余すことなく伺い、撮影した画像が次の通り。見ての通り集合写真だが、伝えたいことが伝わっているだろうか?

 参加者が取材した記事は、JIBUNマガジンの及川編集長がメールで受け付けて、次回8月29日(木)夜に開かれる「文京区でまってる!」イベントにて、及川、石橋両氏と共に読み合わせる。次回講座は、今回の講座を受講していなくても参加可能だ。取材して書いた記事をみてほしいという相談も受け付ける。いくつかの記事は、荒川102やJIBUNマガジンに掲載されるかもしれない。

 講座は受講し逃したけど、記者、編集者になりたいという方は、随時、JIBUNお問い合わせページから受け付けている。私もそれで記者になった。一緒にメディアを楽しもう。(石井)

 

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