18歳は投票に行く。しかし、一度投票した19、20歳は投票日を怠惰に過ごす。
7月21日は参議院選挙の投票日。日本国内でどれだけの10代20代は当事者意識を持っているのだろうか。
総務省が2017年に調査した内容によると全国の18歳の投票率は47.87%にも関わらず、19歳の投票率は33.25%と大きく投票率は下がっている。
どうすれば政治に本当の意味で興味が湧くのか。私の同世代で社会に興味がない割合が非常に多い事に気がついた。そのため教育現場は思い切った行動を取るべきだと思う。
日本の教育現場は適応力に欠ける。教育が与える影響というものは若人に莫大な影響を与えるのにも関わらず。政治的な話題になると中立性を保つために教師は発言を控えたり、話題に触れたりすることを避ける。しかしそれによって若者の政治無関心は広がるばかりだ。
「いろんな意見があってそれをぶつけ合って議論しあって互いを受け入れ合う」
そんな事ができる場こそ学校という学び舎であると思う。私の通う高校では日々先生方が批判を恐れずデリケートな話題に触れていく。そして生徒一人一人がその話題について考える機会を与えてくれる。日々大人が避けている話題を躊躇なく私たちに問いただす。その結果私たちは日頃から社会に対して当事者意識や問題意識をもち学業に勤しむ事が出来る。
だからこそ私はもっと多くの教師が批判を恐れずに日々生徒に対して問うてくれることを真に願っている。これからは学歴だけではない。社会にどれだけ貢献出来るか。そういった人材が求められている中で、社会のことを知らずに社会に飛び込んで社会を学ぶという一昔前のマインドではもう遅い。既に自己の問題意識を胸に活動に励む人も増えている。
もっと多くの若者が社会問題に関心を持つきっかけを創出する事が必要だと思うなぁ。(吉田遼)
※文京区内の高校に通う吉田遼さんが、若い世代の思いや悩みをつづります。
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