JIBUNマガジン

2018年12月号 vol.41

「普通においしいパン」のある日常を/食パン専門店「ル・ミトロン・食パン」オープン

2018年12月06日 23:31 by Takako-Oikawa

 

おや、なんの行列だろう?

千川通りにあるダイエー小石川店の向かい、柳町仲通り商店会の路地を歩いていたら、なんと、時計屋さんがパン屋さんになっていた!

看板が出ている。「10:00食ぱん 10:30れーずん・・・」。焼きたての食パンを売っているようだ。

 

 

107日にオープンしました」と、店長の清水隆充さんは言う。食パン専門店「ル・ミトロン・食パン」(Le mitRon shokupan)。横浜のパン屋「ル・ミトロン」(Le mitRon pains)の姉妹店として、東京都内初進出の店舗だ。「ル・ミトロン」はフランスで修業したオーナーが2013年に開いた店だ。「パン屋の小僧」という意味らしく、修行先の店名にちなんで命名されたという。パン屋の開業支援も手掛ける。

 

 

おいしく焼き上げるために1斤用の小さな焼き型を使っているという。だから、外側は全部「みみ」だ。「水分が抜けにくいので、もっちりしっとりしている」と清水さん。店内でスライスもしてくれるが、「持ち帰って家で切る方がおいしく食べられますよ」。

 

 

パンは5種類。食パンのほか山型食パン、チェダーチーズ食パン、小倉あんこ食パン、サルタナレーズン食パン。1225日までの数量限定で、カカオ成分が多いクーベルチュール(チョコレート)を使った食パンを焼いている。小麦はカナダ産、小倉あんには北海道産の小豆、チーズパンにはレッドチェダー、レーズンは甘みの強いサルタナレーズンを使うなど、素材にこだわっている。しかも、具の量がとても多く、食べごたえがある。「薄くスライスすると具がこぼれてしまうぐらい。1回で焼ける数にも限りがありまして。ご要望にこたえられないときもあります」。和菓子店が多い小石川の土地柄なのか、よく売れるのは小倉あんこ食パンだそうだ。

 

 

清水さん自身は20代後半からずっとパン作りに携わり、店長になる前はル・ミトロン本部にいた。「ここのパンは前日に種を仕込み、一晩寝かせる。それによって酸味が甘みに変わる。生クリームや牛乳で甘みを出すわけではない。特徴がないようにみえるが、毎日食べるには良いパンだと思う」。日常食だからこそ、毎日食べても飽きない。毎日食べてもおいしい。そんなパンをめざす。若いころはパンの食べ歩きをよくしたし、今も毎朝味見をして品質管理は欠かさない。

 

 

でも実は「パンが嫌いなんです」とも。要するに、ごはん党。「パンにチーズにワインなんて、とんでもない」。だからこそ、主食の何たるかを知っているのかもしれない。「普通においしい、を守っていきたい」(敬) 

 

住所:小石川1-15-2

営業時間:10時~19時(売り切れ終了)。土日も営業。

価格:食パン1300円、レーズンと小倉は520円、チーズは720円(いずれも税抜き)。

 その他詳細はサイト

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