東京では連日100人超、200人超の感染者が出ている。「夜の街」「20~30代」「劇場」「クラスター」といったワードも連日耳に入る。でも、自粛生活には戻れない、というのが多くの人の本音のようだ。まちなかにはこれが「新しい生活様式」なのか、と思われる掲示もみられる。体調異常があれば飲食利用を控えて。食事中以外はマスク着用。一見ちまたで普通に言われていることだけど、飲食店で呼びかけている内容として、よくよくその意味をかみしめてみると、味わい深い面白さが出てくるように思う。
お店や施設に入る前に手指消毒。これも当たり前の光景に。新しい生活様式として定着。
文京シビックセンターのエレベーター内の掲示。「混雑時のエレベーターで会話しないでください」とは書かれていない。会話等には十分ご注意くださいって、どのように注意するのか、具体的に記さないのがミソ? 会話等と「等」がついているのもお役所的。
もはや一般的となった咳エチケット。英語や韓国語や中国語で書かれている。これもじっくり読んでみると、いろんな発見があるかもしれない。咳は日本語。Coughは咳を意味する英語。では、Etiquette、エチケットは何語? シビックセンターのエレベーター内だけでも暇つぶしができる。
梅雨らしい梅雨で暑さが一段落しているものの、これからの季節は熱中症が怖い。そんななか、至極まっとうな掲示を見た。何がなんでもマスク、ではない。
「公園編」で記事にした通り、「はなれてあそぼう2メートル」が遊び場のあちこちに掲示されている。ところが。
屋内の小売業におけるソーシャルディスタンスは1メートルなのだという。屋外で遊ぶ子どもたちは2メートル離れよと指示されている。確かに、屋内の方がスペースが狭いからね。。。
倒産件数とか閉店件数の統計は数値として出ていると思うが、原因がコロナの直接的影響なのか、間接的影響なのかまではわからない。この掲示、飲食店営業のガイドラインに適しないため閉店、という具体的内容はわからないけれど、一つ言えるのは、真面目に守ろうとするところほど苦しくなる、ということだろうか。夜の街にもガイドラインはあるのに、守っていない店から感染が広がっているのだろうな。(敬)
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