2022年05月号 vol.82
天候不順ですが、本来は五月晴れの行楽シーズン。ナントカ宣言も措置も出ていな...
お江戸の坂道を研究していて驚くのは幽霊坂という名の坂が多いこと。日本各地、都内各所に点在する幽霊坂の特徴といえば、森林の中で薄暗い坂、寺社に近い坂などが挙げられます。お江戸の...
0 いいね!戦前の東京への修学旅行といえば、帝都銅像巡り。靖国神社の大村益次郎像、上野公園の西郷隆盛像、皇居前広場の大楠公そして、神田須田町万世橋駅前の広瀬中佐・杉野兵曹長像が定番のコー...
0 いいね!日比谷公園の小音楽堂の北側にある不思議なスペース。場違いで奇妙な獅子頭の装飾、不自然な石積み……この石垣の中には碑の残骸が含まれていると云います。戦前、ここには「軍艦行進曲記...
0 いいね!徳川慶喜公、終焉の地と新坂の謎徳川慶喜公、終焉の地慶喜公は駿府での長い謹慎生活を許され、明治30年、東京に戻られました。このとき尽力したのが元幕臣の勝海舟だと聞いております。...
0 いいね!明和の三美人といえば、浅草寺内楊枝屋「柳屋」お藤、浅草二十軒茶屋の水茶屋「蔦屋」およし。そして、谷中笠森稲荷の水茶屋「鍵屋」お仙。明和の三美人。なかでも人気ナンバーワンは笠森...
0 いいね!近代日本画壇の美人画の巨匠のひとり、鏑木清方(本名・条野健一1878ー1972)は神田佐久間町生まれのチャキチャキの東京っ子。そんな清方が、なぜ、日本画にしては異国情緒を感じ...
0 いいね!ときに、立ちすくんでしまう絵があるものです。東京ではそう珍しくもない関東ローム層の赤土むき出しの坂道が青空へと伸び、路傍には真新しい白い壁と造成地の土手。そして赤土の道に落ち...
0 いいね!明暦の大火以降、千代田城田安門外の九段坂上は、火除地となり、建物の建築が許されませんでした。元禄年間江戸大絵図より。 元禄大江戸図より。幕末になると幕府は外国の脅威に大慌て...
0 いいね!江戸伝来の浮世絵とは違う、リアルな明治初期の東京の姿を写した版画のシリーズ「東京真画名所図解」。小林清親の弟子・井上安治は誇張なくデフォルメもなく、江戸から東京へと文明開化で...
0 いいね!千代田のお城・皇居は戦前、宮城とか明治宮殿と呼ばれます。横山大観は畏敬の念を深く抱き、千代田城を何度か描いています。大正十三年(1924年)千代田城(クリックで拡大)。大正十...
0 いいね!お江戸の頃はお月見の名所と謳われた九段坂。小山のような急坂を登ると星月夜が近くに見えたということでしょうか、坂の町・江戸でも一二を争う人気の観光スポットでした。江戸の坂・橋番...
0 いいね!一日でも早く欧米の文化、建築水準に追いつきたい明治新政府は、工部大学校造家学(建築科)教授として、明治十年(1877年)25歳の若きジョサイア・コンドルを迎え、国家的事業の建...
0 いいね!ご維新後、新政府は近代国家としての体制づくりに躍起になっています……とはいうものの、明治の役人たちも、つい最近までチョンマゲをして刀を持って市中を歩いていた人々。考えた首都中...
0 いいね!まるで明治のファッションブックから飛び出してきたかのような、華やかな趣きを持つ作品。鏑木清方、初期の美人画の代表作「嫁ぐ人」。桜咲く園を背景に、花鳥画をふまえてカゴの鳥。それ...
0 いいね!三菱財閥の開祖・岩崎彌太郎は、明治十五年(1882年)駿河台東紅梅町の弟・彌之助の屋敷地から下谷区茅町(現・台東区池之端)へと移ります。この頃の岩崎邸は、森鴎外の「雁」に描か...
0 いいね!享保七年(1722年)一月二十一日、和田倉門外、辰ノ口の評定所前に設置された目安箱に訴状を投げ込む一人の男がいます。享保御江戸図より御評定所。 目安箱と吉宗公。八代将軍吉宗公...
0 いいね!オリンピック・パリ大会に惨敗、現役を引退した金栗四三は東京女子師範学校から母校にもハリマヤにも近い大塚の東京高等女子師範学校(現・御茶ノ水女子大学)に移るも、かわらずにスポー...
0 いいね!ストックホルム、アントワープ、パリと三度のオリンピックを足袋で挑み、そして散っていった金栗四三。現役引退後の心残りは辛作さんの作った「金栗足袋」で世界に勝てなかったこと。ハリ...
0 いいね!大正十三年、関東大震災の翌年、帝都・東京のあちこちで復興の槌音が聞こえてきます。東京朝日新聞より。大正十三年(1924年)四月二十七日、金栗四三らオリンピック選手団は神戸港か...
0 いいね!大正十二年(1923年)九月一日午前11時58分32秒、帝都・東京、横浜など首都圏の地が大きく揺れます。 関東大震災の発生です。地震発生の時刻で止まってしまった一ツ橋・中央気...
0 いいね!「きっとドイツは蘇る、このご婦人たちの明るさがある限り……」オリンピック・アントワープ大会後、第一次世界大戦の敗戦国であるドイツを視察した金栗四三は、スポーツに興じるドイツ女...
0 いいね!天候不順ですが、本来は五月晴れの行楽シーズン。ナントカ宣言も措置も出ていな...
入園、入学、入社。新年度が始まり、新しい生活が始まりました。桜はあっという...
♪春のうららの、墨田川・・・春の川は、魚が跳ねる音が聞こえて、春風に川面が...