JIBUNマガジン 文京区

2022年07月号 vol.84

特選!ご近所 茗荷谷界隈/チョコ業界の縁の下の力持ち・芥川製菓

2022年07月17日 01:19 by Takako-Oikawa
2022年07月17日 01:19 by Takako-Oikawa
 
 茗荷谷からはだいぶ離れてしまいます。
 記憶の底のほうに沈んでいた子供の頃のこと、慣れ親しんでいた物や事柄を、ふとしたことがきっかけで「ワッと」思い出すことがあります。
 
 
 散歩の途中、駒込駅近くの地味な(失礼!)ビルに芥川製菓の看板を見た時もそうでした。「芥川製菓があった!」
年寄りには何度聞いても覚えられず、発音も難しい横文字と、たいそうな包装で販売される高級チョコレートばかりが市場を席巻していると思っていましたが。懐かしの芥川製菓は健在でした。
 明治19年(1886年)、かれこれ140年前に神田で創業(その後、日本橋へ)。日本で「ドロップ」が登場したのは明治29年(1896年)ですが、これを最初に作ったのも芥川製菓でした。チョコレートを手がけたのは大正3年(1914年)のこと、日本のチョコレート黎明期でした。森永製菓や明治製菓も同じ時期に相前後して発売を開始しています。その後、関東大震災で駒込に工場を移しましたが、戦災により再び焼失。再々建は戦後、1946年のことでした。
 
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※この記事は「ご近所 茗荷谷界隈」に掲載されたものです。

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