JIBUNマガジン 文京区

2017年06月号 vol.23

【求人】「ちいさいひと」と育ちあえる保育士を募集/まちぐるみの子育てめざす「まちのLDK」

2017年06月03日 17:04 by Takako-Oikawa
2017年06月03日 17:04 by Takako-Oikawa

 

 文京区で子育て中の親が立ち上げた一般社団法人まちのLDKは9月、小石川植物園や播磨坂に近い小石川5丁目に小規模保育園「ちいさいおうち小石川」を開園する予定です。ともに保育をつくりあげるオープニングスタッフを募集しています。

小規模保育園は0歳~2歳児の定員19人ですが、2017年度は0歳児と1歳児のみ12人定員で始める予定です。

【理念】

 「ちいさいおうち小石川」では、「ちいさいひと」「まちとつながる」「そだちあう」「えがお」を大切にしています。

子どもの力を信じ、「ひと」として尊重します。

子どもにかかわるひとびとが共に育ちあい、まなびあいます。

まちの人とつながりあいます。

子どもも、おとなも、笑顔に。

 文京区内の認可保育園の園長経験者を園長に迎える予定で、理念に共感する保育士を募っています。

【経緯】

 法人代表(及川敬子)は元新聞記者、理事(亀山恒夫)は都市計画コンサルタントでした。2人ともかつて文京区立保育園の利用者です。2003年に文京区が打ち出した区立保育園の民営化構想がきっかけで、保護者と区が保育のあり方を検討する協議会を作り、約1年半、30回以上議論したのですが、2人ともそのときの委員でした。それが保育の大切さや地域について考えた原点です。亀山は2013年、及川は2014年に会社を辞め、地域活動に身を投じてきました。このほど適切な物件とめぐりあい、小規模保育園開園へとかじを切ることになったのです。

【めざすもの】

 まちのLDKは、まちの人が培った歴史や技や知恵を掘り起こし、子どもたちがまちの様々な人に見守られながら育つ環境としくみを創り出すことをめざしています。保育園はその核となる施設と考えており、法人役員2人がまちとつながり、つなげる役割(コミュニティーコーディネーター)を果たしたいと考えています。

 大人も子どももゆとりがない昨今ですが、保育園では、大人も子どもも笑顔で、子どもがありのままでいられるようにしたいと考えています。大人との信頼感をまずしっかり培い、自分は守られている、ここにいていいと思う気持ちを育てます。自分が好きで、周りの人も好きで、どんなときでも自分は大丈夫と思える心をはぐくみたいと思います。

【求める人物像】

 保育園勤務経験1年以上の有資格者を募集します。

 保育技術よりも、子どもに「ひと」として向き合える方を望んでいます。老若男女問いません。子どもが場面場面でどう思っているか、想像し、考えをめぐらせながら対応できることが大切だと思っています。大人の考えの押し付けや、枠にはめるのではなく、子どもの育つ力を信じて待つ保育、とでもいいましょうか。口で言うのは簡単ですが、実際の場面では、たくさんの経験の「引き出し」がある方がよいかもしれません。しかし、保育経験の長さよりも、1人の人間として子どもに向き合えるかどうかがカギだと思っています。

 保育現場は常勤、非常勤、正規、非正規と保育士の働き方もバラバラで、事務作業が多く、行事の準備などにも追われて、忙しすぎると感じています。「ちいさいおうち小石川」は乳児園で人数も少ないため、行事は必要最低限にとどめ、事務作業も法人役員ができるところは担いますので、極力少なくします。法人役員は2人とも保育士資格を持ち、近所に住んでおりますので、急なことにも臨機応変に対応できると考えております。

 求人概要の詳細はサイトをご覧ください。応募はサイトのフォームからお願いします。


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