JIBUNマガジン 文京区

2015年10月号 vol.3

特選!茗荷谷界隈③猫を幸せな家庭へ/「ぶんねこの会」

2015年10月01日 01:36 by Takako-Oikawa
2015年10月01日 01:36 by Takako-Oikawa

 

 

 本日(7月23日)はボランティアグループ「ぶんねこの会」のお話をうかがいました。

「ぶんねこの会」について初めて耳にしたのは吹上坂の途中でよく出会う「トラ子」について「居酒屋紫」の女将の話からでした。 区の助成金で不妊手術を受けた雌猫でしたが、文京区には良い制度があるものだと感心したものです。

 「ぶんねこの会」は文京区保健所の「動物との共生社会支援事業」の一環として「飼い主のいない猫の去勢・不妊」を実際の行動で支えるために5年前の平成22年に設立されたボランティアグループです。

飼い主のいない猫を捕獲して、動物病院で手術してもらい、元の場所に放す活動を行っています。手術費用は区の助成制度を活用しますが、その他は手弁当だそうです。手術済みの猫は目印に耳先がカットされています。

手術によって性格も穏やかになり臭いも軽減されますので、一代限りの命を温かく見守っていくよう地域の方にお願いしています。

このほか猫たちの里親を見つける活動もおこなっています。平成26年度は27匹(前年は22匹)が里親に引き取られていきました。同会の広報担当勝藤さんは「ぶんねこの会」のためにそれまでのマンション住まいから一戸住宅に引っ越しをされたそうです。会の事務所と里親待ちの猫たちを預かる場所にもなっていて、現在は6匹(3匹の兄妹が2組)が引取先を探しています。

「私を含め皆仕事を持ちながらの活動ですが、協力することで1匹でも多くの猫を幸せな家庭に送り出せればと思っております。近くの石井動物病院にいつもお世話になっています。」と勝藤さん。

現在の会員は30名ほど。「皆さん自分にできることを、少しずつ」の精神で活動を続けているそうです。

(この記事は「ご近所 茗荷谷界隈」に7月に掲載されたものです)

 


関連記事

ノンアルクラフトビールを試作中!土日に加え、木曜夜に角打ち会も/上野桜木・自然派ワインの店「inclus(アンクリュ)wine&brewing」

2024年04月号 vol.105

朝はコッペパン、夜はピザ、介護職は1杯無料。。。ユニークなカフェ&バー「ケアギルドトーキョー」プレオープン

2024年04月号 vol.105

自給率をあげる「食材選び」、観光客向け「体験イベント」も/交流・体験space「九条Tokyo」

2024年04月号 vol.105

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

2024年04月号 vol.105

春がしばらく足踏みし、桜の開花が少し遅れたと思ったら一気に暖かくなり、ツツジも…

2024年03月号 vol.104

季節は行ったり来たり。今春の桜の開花は早いと思ったら、寒さがぶり返して先延ばし…

2024年02月号 vol.103

節分の豆まきは今年は4年ぶりというところが多かったようです。節分、立春といえど…