JIBUNマガジン 文京区

2015年10月号 vol.3

【まち】「若旦那衆」や「まちの駅」、体験型イベントで地域を盛り上げる/湯島、御徒町、上野でYOUフェス

2015年10月01日 03:39 by Takako-Oikawa
2015年10月01日 03:39 by Takako-Oikawa

 湯島、御徒町、上野地域の4つの商店会が地域を盛り上げようと企画した「YOUフェス」が9月から11月30日まで開かれている。老舗の3代目、4代目の「若旦那」10人による「YOU若旦那衆」が結成されてPRに繰り出しており、上野広小路交差点には「まちの駅」が登場。10月は域内43軒の飲食店をはしごできるイベント「食べないと飲まナイト」や、若旦那による日本酒講座などの体験型イベントが目白押しだ。

 

 9月に開かれたオープニングイベントで、若旦那衆10人がお披露目。壇上に明治から昭和初期創業の和菓子店やすし店、洋品店などの3代目4代目「若旦那」10人がずらりと並んだ。焼肉店を営む長岡信裕さんは「下町だから、祭りを通じて絆ができている。このエリアが一体となって盛り上がるといい。一体感を大事にしたい」と話す。

 

 10月13、14日に開かれる「下町情緒酒場巡り 食べないと飲まナイト」イベント代表の前川弘美さんは「上野・御徒町地域はがんばっている老舗がいるのに、まちの印象はいまひとつで、なんとか良くしたいと思った」と話す。もともと2011年から始めたイベントで、「くいしんぼパンダ」や「よいどれパンダ」が描かれた缶バッジ(500円)を着けていれば、イベント参加店でドリンクとオススメ料理が800円で食べられる。43軒が参加しているので、とことんはしごして飲み食いしようという趣旨だ。「丸の内のOLさんにも、地域の方にも、足を運んでもらって、地元の店を再発見して欲しい」と前川さん。

 

  情報発信拠点として、911日に、上野松坂屋向かいに「まちの駅」がオープンし、「心地よく働く」をめざす女性たちの会社「ポラリス」の文京版、「ブンキョー庶務部」のメンバーがスタッフとしてかかわっている。地域の工房や和菓子店が週替わりで出店し、イベント情報発信のほか、ワークショップもスタート。105日、25日、112日のヨガ教室を始め、お片付け講座やアクセサリー講座も企画されている。また、1017日には、湯島天神下の「すし初」の若旦那による「鮨と日本酒のマリアージュ〜粋なお鮨のいただき方」と題した講座が開かれる。実行委員会事務局の利根川英二さんは「たくさんのイベントを通して人と人のフェイストゥフェイスの関係ができていくことを期待している」と話している。

詳細はサイトで。

 

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