JIBUNマガジン 文京区

2022年12月号 vol.89

東京坂道ゆるラン

(東京坂道ゆるラン)忠臣蔵・赤穂義士伝より「南部坂雪の別れ」

時は元禄十五年(1702年)12月14日、吉良邸討ち入りを明日未明に控えた日。大石内蔵助は、雪の中、赤坂は南部坂上にある三次浅野土佐守下屋敷(現・赤坂氷川神社境内)を訪れます。現…

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(東京坂道ゆるラン)歴史の表舞台の門「坂下門外の変」と「二・二六事件」秘話

宮内庁へと登る坂の坂下にある坂下門。幕末、桜田門外と同じく襲撃事件がここでも起きています。 坂下門外の変老中安藤信正。桜田門外の変ののち、老中安藤信正は井伊直弼の開国路線を継承、…

  いいね!   Takako-Oikawa Takako-Oikawa from 2023年03月号 vol.92

(東京坂道ゆるラン)愛宕山、出世の石段と桜田烈士

都心の平地に突き出た山、愛宕山は、その高さという地形的性格から、観光地であり、信仰の地であり、測量、放送などにも利用され、産業遺産も盛りだくさん。江戸名所図会より愛宕山築山である…

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(東京坂道ゆるラン)都会に残る鎌倉街道をゆく4 ジブリの駄菓子屋、雑司ヶ谷鬼子母神編

鎌倉街道の関所があったという宿坂を登り、大きな目白通りの向こう側に細い古鎌倉街道は続きます。 この細さは、この道が人馬のためのものであったことを物語り、また古い街道は緩く曲がり…

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(東京坂道ゆるラン)鎌倉街道を行く3 関所があった宿坂(豊島区後編)

頼朝伝説と堀部安兵衛の新宿区早稲田、太田道灌の面影橋、砦のような造りの寺社など、遠い昔の古鎌倉街道に想いを寄せ、観てきましたが、ここ金乗院前も街道色の濃い地であり、深い歴史に彩ら…

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(東京坂道ゆるラン)頼朝伝説、堀部安兵衛の鎌倉街道を行く1(新宿区編)

お江戸東京は家康入府以来、開発されていったわけで、それ以前は坂東武者が闊歩する荒野や沼地が拡がっていました。それらは開墾され、埋め立てられ、新しい道が開削されていきます。故に、古…

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名画を歩く(東京坂道ゆるラン)不忍池はなぜ秋田蘭画に描かれたのか?

秋田蘭画とは、秋田久保田藩の人々か描いた西洋風絵画のこと。秋田蘭画の成立には江戸中期の本草学者、江戸のダ・ビンチと云われた万能の奇才・平賀源内が大きく関わっています。 小野田直武…

  いいね!   Takako-Oikawa Takako-Oikawa from 2022年05月号 vol.82

名曲の坂道「桜坂」(東京坂道ゆるラン)

そもそも桜、ソメイヨシノが一般化したのは明治期のこと。なので桜坂という名の坂道は比較的新しいものです。 東京には桜坂がいくつかあります。いずれも景観を保つために街路に桜を植え、…

  いいね!   Takako-Oikawa Takako-Oikawa from 2022年04月号 vol.81

古地図で辿る大久保利通、最期のルート「紀尾井坂の変」(東京坂道ゆるラン)

明治初期の地図を眺めていて、ふと、目に入った「大久保邸」。 明治維新立役者の一人、内務卿・大久保利通邸は、潮見坂、三年坂を登りきった辺り、三年町裏霞が関にありました。古地図:明…

  いいね!   Takako-Oikawa Takako-Oikawa from 2021年12月号 vol.77

秋葉原の大きな勘違いー地名の由来は鎮火社?(東京坂道ゆるラン)

神田佐久間町は江戸でも有数の火事多発地帯で江戸っ子たちは「神田あくま町」と揶揄するほど。 明治維新直後の明治ニ年(1869年)ここで発生した外神田大火は約1100戸を焼いてしま…

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元帥騎馬像跡の平和の群像(東京坂道ゆるラン)

皇居のお堀端につづく東京屈指の美しい坂「三宅坂」。ここで目を引く銅像が、最高裁判所を背にして建つ菊池一雄作の「平和の群像」です。三人の裸婦像はそれぞれ「愛情」「理性」「意欲」を表…

  いいね!   Takako-Oikawa Takako-Oikawa from 2021年10月号 vol.75

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春がしばらく足踏みし、桜の開花が少し遅れたと思ったら一気に暖かくなり、ツツジも…

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季節は行ったり来たり。今春の桜の開花は早いと思ったら、寒さがぶり返して先延ばし…

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節分の豆まきは今年は4年ぶりというところが多かったようです。節分、立春といえど…