JIBUNマガジン 文京区

2019年08月号 vol.49

文京区の名坂 (他の号の記事)

走れ!いだてん/「金栗足袋からカナグリ・シューズへ」

ストックホルム、アントワープ、パリと三度のオリンピックを足袋で挑み、そして散っていった金栗四三。 現役引退後の心残りは辛作さんの作った「金栗足袋」で世界に勝てなかったこと。ハリ…

  いいね!   Takako-Oikawa Takako-Oikawa from 2020年03月号 vol.56

走れ!いだてん/「パリに沈む日」

大正十三年、関東大震災の翌年、帝都・東京のあちこちで復興の槌音が聞こえてきます。東京朝日新聞より。大正十三年(1924年)四月二十七日、金栗四三らオリンピック選手団は神戸港から「…

  いいね!   Takako-Oikawa Takako-Oikawa from 2020年02月号 vol.55

走れ!いだてん/「震災からパリへ」

大正十二年(1923年)九月一日午前11時58分32秒、帝都・東京、横浜など首都圏の地が大きく揺れます。 関東大震災の発生です。地震発生の時刻で止まってしまった一ツ橋・中央気象台…

  いいね!   Takako-Oikawa Takako-Oikawa from 2020年1月号 vol.54

走れ!いだてん/「金栗パパ竹早にあり」

「きっとドイツは蘇る、このご婦人たちの明るさがある限り……」 オリンピック・アントワープ大会後、第一次世界大戦の敗戦国であるドイツを視察した金栗四三は、スポーツに興じるドイツ女…

  いいね!   Takako-Oikawa Takako-Oikawa from 2019年12月号 vol.53

走れ!いだてん/「アントワープの微笑み」

大正九年(1920年)五月十四日、十三名の選手、役員二名の(庭球の二人と嘉納治五郎団長はアメリカで合流)オリンピック日本選手団はコレア丸(Korea丸)に乗り、横浜港を出港。アメ…

  いいね!   Takako-Oikawa Takako-Oikawa from 2019年11月号 vol.52

走れ!いだてん/「八年ぶりの挑戦」

金栗四三と播磨屋の足袋職人・黒坂辛作は二人三脚でマラソン用足袋の研究開発をすすめ、ゴム底、靴ヒモの画期的な足袋を完成させます。大正八年(1919年)八月、金栗四三は秋葉裕之ととも…

  いいね!   Takako-Oikawa Takako-Oikawa from 2019年10月号 vol.51

走れ!いだてん/「箱根駅伝はじまり物語」

大手町・読売新聞東京本社前には「絆」像と箱根駅伝歴代優勝校のパネル。大正九年・第一回大会の優勝は金栗四三の母校・東京高等師範学校。ここには数々のドラマが秘められています。 雑談か…

  いいね!   Takako-Oikawa Takako-Oikawa from 2019年09月号 vol.50

走れ!いだてん/金栗四三「消えたベルリンへの道」

ストックホルム・オリンピック後、嘉納治五郎は、落ち込む二選手にこう声をかけます。「みんな落胆してはいけない。私自身、君たちに勝って貰いたいとはツユほども思っていなかったし、結果は…

  いいね!   Takako-Oikawa Takako-Oikawa from 2019年07月号 vol.48

走れ!いだてん/金栗四三「ストックホルムの死闘」

播磨屋の足袋職人・黒坂辛作は底を二重に補強した足袋二十足を、金栗四三に持たせます。「播磨屋の足袋でオリンピックに負けたなんてぇ言われたら困るからなあ」後援会、仲間たちが奔走。寄付…

  いいね!   Takako-Oikawa Takako-Oikawa from 2019年06月号 vol.47

走れ!いだてん/金栗四三「マラソン足袋の第一歩、黎明の鐘」

黒坂辛作は明治十四年(1881年)の兵庫生まれ。足袋作りの修行をして二十一歳の時、東京で一旗揚げようと上京。明治三十五年(1902年)小石川区大塚仲町十番地に足袋店を開業。屋号は…

  いいね!   Takako-Oikawa Takako-Oikawa from 2019年05月号 vol.46

走れ!いだてん/金栗四三「驚異の世界新記録!オリンピック予選会」

東京羽田国際空港。かつてここで陸上の世界記録が生まれたなどとは、誰も信じることが出来ないでしょう。 羽田競技場明治四十四(1911年)嘉納治五郎は大日本体育協会を組織し、第5回近…

  いいね!   Takako-Oikawa Takako-Oikawa from 2019年04月号 vol.45

走れ!いだてん/金栗四三「徒歩部時代」

体育を奨励する東京高等師範学校(現・筑波大学)の運動会は絵葉書が印刷されるほど、スポーツを楽しむことなど知らなかった明治の人にとって、運動会は珍しいものでした。校長・嘉納治五郎の…

  いいね!   Takako-Oikawa Takako-Oikawa from 2019年03月号 vol.44

文京区の名坂/走れ!いだてん/金栗四三のランニングコース「御茶ノ水〜大塚」

明治四十三年(1910年)十九才の金栗四三は東京高等師範学校(現・筑波大学)に入学します。この頃、嘉納治五郎が校長をつとめる東京高等師範学校は大塚窪町(現・文京区大塚三丁目)に移…

  いいね!   Takako-Oikawa Takako-Oikawa from 2019年02月号 vol.43

文京区の名坂(東京坂道ゆるラン)学舎の迷宮「東京大学不思議ツアー」近世編

東京大学構内には、お江戸の頃の歴史的遺物もありますが、明治以降の遺物、不思議なもの、珍しいもの、謎なものが豊富。まずは足元を見てさえも驚きます。 マンホーラーの聖地・東大東大専用…

  いいね!   Takako-Oikawa Takako-Oikawa from 2018年12月号 vol.41

文京区の名坂(東京坂道ゆるラン)学舎の迷宮「東京大学不思議ツアー」江戸時代編

東京大学本郷キャンパスの敷地はもと加賀藩上屋敷。なので江戸時代の遺構もあり、また、不思議な伝説もあります。日本の最高学府の代名詞にもなっている赤門は文政十年(1827年)十一代将…

  いいね!   Takako-Oikawa Takako-Oikawa from 2018年11月号 vol.40

文京区の名坂(東京坂道ゆるラン)知っておきたい「東大の銅像ウンチク」

「東大に入ろう、試験無しで」などと言われるように、東京大学構内には誰でも入学ならぬ入場可。東京大学は関東大震災で壊滅的な被害を受けましたが、太平洋戦争の戦禍を免れ、昭和初期の歴史…

  いいね!   Takako-Oikawa Takako-Oikawa from 2018年10月号 vol.39

文京区の名坂(東京坂道ゆるラン)朽ちてゆく門と幽霊坂

小布施坂を調査中に、偶然、見つけてしまった謎の門。ご近所のマダムも気がつかない場所でひっそりと静かに朽ちていく姿は、歴史を消し去る意志を秘めているかのようです。 後日、坂道探偵…

  いいね!   Takako-Oikawa Takako-Oikawa from 2018年09月号 vol.38

文京区の名坂(東京坂道ゆるラン)武士の名がつく坂・壱岐坂

壱岐坂下交差点。壱岐で想像すると「壱岐守」。かつてあった大名屋敷由来の名なので、お江戸の頃はさぞかし細い道で、近年、拡張したのだろうと思い込んでいました。いや、待てよ?、松平播磨…

  いいね!   Takako-Oikawa Takako-Oikawa from 2018年08月号 vol.37

文京区の名坂(東京坂道ゆるラン)軍事工場の謎のトンネル(後編・消えた坂道、天神坂)

後楽園駅前、礫川公園のトンネル跡。これは小石川税務署裏まで続いているのか?前編で考察した水戸藩江戸上屋敷とは関係あるのか?前編・後楽園編はこちらからどうも礫川公園の隧道入口のレン…

  いいね!   Takako-Oikawa Takako-Oikawa from 2018年07月号 vol.36

文京区の名坂(東京坂道ゆるラン)軍事工場の謎のトンネル(前編・後楽園編)

ワトソ子くんがネット上で騒いでいます。 牛天神下、小石川税務署の裏手の工事現場。木々が取り除かれると、崖からトンネルらしき遺物が顔を出したと。ワトソケ子くん(誤植ではない新キャ…

  いいね!   Takako-Oikawa Takako-Oikawa from 2018年06月号 vol.35

バックナンバー(もっと見る)

2024年04月号 vol.105

春がしばらく足踏みし、桜の開花が少し遅れたと思ったら一気に暖かくなり、ツツジも…

2024年03月号 vol.104

季節は行ったり来たり。今春の桜の開花は早いと思ったら、寒さがぶり返して先延ばし…

2024年02月号 vol.103

節分の豆まきは今年は4年ぶりというところが多かったようです。節分、立春といえど…