JIBUNマガジン 文京区

2022年10月号 vol.87

いろんな人との対話がだいご味。まち歩き、「売る」楽しみも/「千石ブックメルカード2022」に参加してみた

2022年10月14日 00:51 by Takako-Oikawa
2022年10月14日 00:51 by Takako-Oikawa

3年ぶりに千石地域で開かれた一箱古本市、千石ブックメルカード2022に10月9日、出店者として初めて参加した。ZINEワークショップで作り上げたJIBUN zine(ジブンジン)に対する反応と販売が目的の一つ。しかし出店のだいご味は訪れるさまざまな人との対話であることを発見した1日でもあった。

JIBUNの屋号で、会場の1つ、コミュニティカフェ「風のやすみば」に、10店ほどと共に出店。場所はじゃんけんで決めるというルールで、場所の選択権は5番目だったものの、入り口に近い部屋のそこそこ目立つ場所に陣取れた。

ZINEワークショップで一緒だった方が2人おり、ZINEを売っていた。JIBUNよりよっぽど完成度が高い。下北沢の「シモキタ園藝部」で活動している方は縦9センチ、横7センチぐらいの小さな本の形のZINE。帯までついている。さらに、クーポンまでも。なるほど。クーポン付きはいいアイデアだ。

「たねから」の屋号で出店している方は、多肉植物も販売していた。「リトープス」という多肉植物の種を買うと、ZINEが付録でついてくる。「種から育てるのは難しいですよ」と言われてしり込みしたが、ZINE欲しさに買ってみた。多肉植物は、全く未知の世界だ。

お客さんは続々とやってくる。JIBUN zineは5種類用意した。クラフトビールシリーズが3点あるので、「ビール屋さんの宣伝ですか」としばしば聞かれた。「いえ、そうではなくて、取材して記事にしたものです」と何度説明したことか。「お酒は飲まないので」という人には、「それでは人ものはいかがですか。今度小石川植物祭というのが開かれるんですが、こちらはそのディレクターの話です」と懸命に勧めた。

一番売れたのは、「谷根千まちばの健康プロジェクト」立ち上げメンバーで鳥取県大山町に移住した医師で映画監督の孫大輔さんを取り上げたJIBUN zine第4号。次いで本駒込の日ノモトブルーイング&ビアスタンドの第3号と、小石川植物祭を取り上げた第5号。近隣からの来場者が多かったようで、「本駒込にクラフトビールを作って売る店が」「植物園でイベントが」と言うと、「あ、近所だ」と、食いつきがよかった。

買ったのは半数は知り合いだったが、久しぶりに会う人もいたので立ち話に花が咲いた。初めての人に、「こんな場所がある」「こんな人がいる」と説明するのも楽しかった。他の出店者も同様に、客との会話を楽しんでいた。

昼ごろ、一回りしてみることに。会場は数カ所あり、紙芝居で有名な童心社前のスペースは市場の雰囲気がたっぷり。4階のホールでは絵本の読みがたりや白紙からオリジナル絵本を作るイベントなどが開かれていた。

そこから少し歩くと巣鴨大鳥神社。木製の狭い階段を上った社務所2階の畳の部屋にずらり出店しており、独特の雰囲気だった。無料のルイボスティーで一服。外の境内でもコーヒーが売られていたので一服。そこでは「空(KUU)」バックナンバーも扱っていた。

さらに歩くと、ZINEワークショップで「巻物風に」と言っていたユニークキッズのおもちゃ絵のZINEが販売されていた。近くの「わでかくらぶ」では、煮干しの解剖イベントが開かれていた。

千石駅前まで足を延ばすと、文京子育て不動産前にはこの近辺でおなじみのヒーロー「みどりーまん」が本を手に、回転台に乗ってゆっくり回っていた。その隣には無人の本のガチャガチャが!

風のやすみばに戻り、店番を続けた。最終的に、JIBUN zineは50部ほど売れた。対面で説明をしながらだと、買ってくれる人がいる。そして「自分の知っている場所」の記事の方に手が伸びることも発見した。イベントの秋。JIBUN zine第6号(「貸はらっぱ音地」の記事)を追加し、15、16日は根津のアイソメ市で、22日は貸はらっぱ音地のイベントで販売予定だ。

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