JIBUNマガジン 文京区

2021年10月号 vol.75

みんながつながる多世代の居場所「ワークスペースさきちゃんち」がオープン

2021年10月16日 21:12 by Takako-Oikawa

誰もが地域とゆるやかなつながりを持つことができる場をめざし、小石川植物園正門前近くの白山2丁目に「ワークスペースさきちゃんち」がオープンした。製本関係の工場だったスペースを改装し、床や壁塗り、棚づくりなど、自分たちでできそうなところはDIYで仕上げた。

オーナーさんは元民生児童委員で地域活動に理があり、自宅1階の約60平方メートルの空きスペースの運営を、地域住民らで構成されるさきちゃんち運営委員会に委ねた。さきちゃんち運営委員会は、かつて文京区社会福祉協議会の仲介で地域の空きスペースを5年間借り、子どもひろばや親子ひろばとして活用した実績があり、ワークスペースはその延長線上にある活動だ。あそぶ・まなぶ・くつろぐ・つくる・たべる、さまざまなワークをすることのできる居場所として、世代を超え、立場を超え、みんながつながる、みんなで創る場をめざしている。

春から大工さんが床や壁など基礎的な部分をつくり、夏ごろから自分たちで壁を漆喰で塗り、床の凹みを埋め、平らに均してペンキを塗り、土間の壁に棚を作った。9月にお披露目会をして本格オープンした。

入ったところは土間で、棚にはミシンや3Dプリンターもある。小上がりスペースがあり、ゆくゆくはカウンターを備えたキッチンを整備する予定だが、現状は手洗い場、シンクと冷蔵庫が置いてある程度で未完成だ。

9月からレンタル棚スペースの貸し出しを始め、「タナコさん」を募集中だ。棚の位置や幅などに応じて一つの棚を500円~4000円で貸し出す。コミュニティカフェの先駆けである横浜市の「港南台タウンカフェ」の「小箱ショップ」がモデルで、バッグでもアクセサリーでも陶芸品でも、自分が作った手作り品を並べて販売できる。販売するだけならネットでもできるが、実際に棚に並べることで、商品の入れ替えや補充のためにスペースに足を運ぶことから、そこにいる人との会話が生まれる効果もあり、それがねらいでもある。

地域のボランティアが担っているため、開館時間はまだ限定的だ。月曜と水曜の14時~17時は「まちの本棚」、火曜の午前は「Sunny's Café」、木曜は不定期で15時から「みんなの手作り空間サロン」、日曜は不定期で14時から「なにしよっかクラブ」の名称で開館し、その時間帯は誰でもふらりと立ち寄れる。今月から不定期で金曜日と土曜日で「哲学カフェ@さきちゃんち」も始まった。

ワークスペースで何かをやってみたい人も歓迎だという。「やってみたいことが、ここならできそうだと思える場をみなさんと共につくっていきたい」と代表の八木晶子さんは話している。

サロン等開館時間詳細はカレンダーで確認できる。何かを始めたい、試してみたい人は会場使用ガイドを参照。活動を応援するサポーターも募集中だ。

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