JIBUNマガジン 文京区

2021年03月号 vol.68

特選!ご近所 茗荷谷界隈/ドミ小石川と共に半世紀。レトロな森理容室

2021年03月17日 23:36 by Takako-Oikawa
2021年03月17日 23:36 by Takako-Oikawa
 
 
茗荷谷駅前のランドマークと言えば、今はT R C(図書館流通センター)のビルやアトラスタワーをあげる人が多いかもしれませんが、少し前までは間違いなく「ドミ小石川」を真っ先に思い浮かべる方が多かったでしょう。数年前の大規模修繕で往年の白亜が蘇り、界隈に偉容を誇る15階建は区立一中側から見ると大きな白い壁のように見えます。
 
 
50年前の昭和46年(1971年)に建築されたこのマンションの1階で建築当初から営業を続ける床屋さんが「森理容室」です。ドミの前にある看板に注目しましょう。茗荷谷方面から見ると「森(もり)理容室」ですが、湯立て坂の方から見ると「森実(もりみのる)の店 森理容室」と書いてあります。
 
 
土地の所有者でマンションの建築を計画していた共同印刷創業家の大橋さんに「ぜひ!」と誘われて入居したのが当時巣鴨の理髪店のオーナーだった「森実」さんでした。
大橋さんが茗荷谷に建築予定のマンションの話を持ちかけ、入居を勧めたのです。
よほど森さんの調髪技術が気に入っていたのでしょう、入居の条件は「好きな場所を選んで好きな間取りにして良い」と言うものでした。こうして今の場所、間取りも森さんが直接設計した清水建設と話して決めたそうです。
理髪師としての森さんは華々しい経歴の持ち主です。
 
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※この記事は「ご近所 茗荷谷界隈」に掲載されたものです。

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