JIBUNマガジン

2020年05月号 vol.58

前代未聞、ガラガラドームを歩いてみた。

2020年05月07日 00:07 by Takako-Oikawa

人が、いない。

普段ならまっすぐ歩くのが困難な東京ドームシティ。イベントは中止、ショップも遊園地も当面営業休止で、ゴールデンウィーク真っただ中でも人影が消えた。人がいないドームなんて、前代未聞だ。東京ドームならぬ、ガラガラドームを歩いてみた。

会う人はランニングする人ぐらい。

後楽園駅から続く歩道橋も、人影なし。丸ノ内線もガラガラ。人がほとんど乗っていない。

ヒーローショーも中止。轟音とキャーキャーと振動で存在感たっぷりだったジェットコースターも、観覧車もやっていない。

うんこドリルとのコラボイベントも中止になった。うんこのペナントが寂しそう。

東京ドームホテルの脇の水道橋方面への通路には、たくさんのこいのぼりがいた。

人が、いない。いや、いたけど、写真を撮りに来た人みたい。風が強い日で、バタバタと音をたてながらこいのぼりたちは激しく泳いでいた。街が静かすぎるので、「泳ぐ音」が聴こえたのかもしれない。

飲食店街はお店が閉まっているので無人。

ふと1階を見たら、お店の前の露店のテーブルとイスには結構人がいた。それぞれ距離をとりながら、くつろいでいる様子。ここはガラガラじゃないドーム。

もうひとつ、ガラガラじゃないドームを見つけた。スーパーとドラッグストアは開いている。入場制限か、距離を取りながら列をなしていた。

ショーウィンドー越しにみるラクーアのショッピングセンター内も、商品にはカバーがかぶせられ、棚が空っぽのところもあって、ただでさえ入れ替えが激しいのに、もしや閉店か?と勘ぐってしまう。マネキンも後ろ向きで裸のまま。ちょうど衣替えだったのだと思うことにする。

誰もいないドームに、煌々と輝く電光掲示板の映像がむなしく感じられる。

しかし一歩ガラガラドームから出ると人はかなり、いる。ガラガラドームだけが無人。「遊ぶ」「食べる」という目的がかなえられないから、人は来ない。目的を失い、目的を求めて、街中をさまよう人が増えたように思う。

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