文京区立第三中学校の生徒会がデザインしてつくったゆるキャラ「サンバちゃん」の着ぐるみが、2020年春の卒業式のあと、デビューした。新型コロナウィルスの影響で式はささやかに開かれたが、式終了後の会合のなかでサンバちゃんと、姉妹キャラのメイプルちゃんがお披露目された。
三中は緑が多いので、葉っぱをモチーフにしようと、生徒がデザインし、生徒会が作成した学校キャラクターで、これまでも広報誌などに登場。 三中の三、三つの葉っぱで、サンバちゃん。口が3の形をしている。
PTAが段ボールにサンバちゃんを描くなどして、これまでも運動会などに出没しており、生徒や保護者にはおなじみのキャラクターだ。2019年度に三中が、町会や主任児童委員ら地域の人を交えた学校運営協議会(コミュニティースクール=CS)設置校となったことを機に、着ぐるみの製作に乗り出した。
サンバちゃんは5月の新緑をイメージした緑色。メイプルちゃんは紅葉をイメージしたオレンジ色。創立記念月の5月「メイ」と、紅葉がきれいなメイプル(カエデ)をかけて命名されたそうだ。「2体いるのはすごいでしょう」と、PTA会長の大山広倫さん。今春卒業した長男も「学校に定着するキャラクターはそうそうない。デザインのバランスもいい」と評価しているそうだ。
卒業式後、卒業生や保護者はクラスごとに並び、門の前でサンバちゃん、メイプルちゃんと共にパチリ。着ぐるみの中に入っているのはPTA関係者だが、足元が見えず、視野に限りがあることから、他の保護者らに誘導してもらって歩いていた。「10月のゆるキャラグランプリにも出場しますよ」と、PTAも生徒たちも盛り上がっている。(敬)
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