JIBUNマガジン 文京区

2020年1月号 vol.54

エグザイルも浅田真央も衣装の染めはお任せ/創業110年、小石川の内田染工場

2020年01月14日 16:08 by Takako-Oikawa
2020年01月14日 16:08 by Takako-Oikawa

区立一中横の坂を降りて千川通りへ。白山三丁目の信号を左折した右手にあるのが内田染工場。以前から茗荷谷界隈唯一の染物工場のお話を伺いたいと考えていましたが、いつも忙しく働く様子になかなかきっかけがありませんでした。今回ご紹介いただき内田社長にお話を伺うことができました。

創業明治42年。今年で110年目になります。群馬県・桐生出身の祖父がこの地で創業。「千川の水が使えたことも理由だったかもしれません」。戦争前までは呉服の糸染めなどを手がけていましたが、戦後しばらくは「靴下」の染めが多く、内田社長(明照幼稚園卒です)が子供の頃は「いつも靴下に囲まれていた」そうです。

バブルの前までは大きなロットの洋服生地やTシャツの染めなども請け負っていましたが、工賃の安さを求めて先ず縫製工程が海外へ移転。それでも染めなど最終工程は日本に残っていましたが、それもやがて海外へ。

続きはこちら

※この記事は「ご近所 茗荷谷界隈」に掲載されたものです。

関連記事

花よりスイーツ?「クッキーと桜めぐり」5年ぶりに開催/茗荷谷界隈プロジェクト

2024年03月号 vol.104

特選!ご近所 茗荷谷界隈/3月のイベントピックアップ

2024年02月号 vol.103

特選!ご近所 茗荷谷界隈/陶磁器を金継ぎする修理工房六屋(ろくや)

2024年01月号 vol.102

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

2024年04月号 vol.105

春がしばらく足踏みし、桜の開花が少し遅れたと思ったら一気に暖かくなり、ツツジも…

2024年03月号 vol.104

季節は行ったり来たり。今春の桜の開花は早いと思ったら、寒さがぶり返して先延ばし…

2024年02月号 vol.103

節分の豆まきは今年は4年ぶりというところが多かったようです。節分、立春といえど…