JIBUNマガジン

2019年11月号 vol.52

音楽も食も伝統文化も読み聞かせも/楽しさいろいろ第1回文京えほんパークレット

2019年11月19日 20:09 by Takako-Oikawa

 マンボ講座、バイオリン演奏、ピザづくり、万華鏡づくり、華道や茶道の体験に野菜丸かじり・・・一体なんのイベントかと思わせる。チャリティ古本市あり、世界の絵本の展示あり、外国の言葉と日本語の絵本読み聞かせ会あり、イベントテーマ「いろどり」にふさわしい多様なプログラムに彩られた第1回文京えほんパークレットが11月10日、小石川3丁目で開かれた。

 「親子で文化、教養を楽しむ、がコンセプト」と、実行委員長の稲吉福司さんは言う。「親子一緒で体験することが大切。きょうだいが変わり、友だちが変わり、社会が変わる」。稲吉さんは印刷・製本業の「フォーネット社」で社会貢献やイベントプロデュースを担当している。「本は社会と人を豊かにする。でも本のイベントだけでは集まる人が限られる。いろんな要素を盛り込んで複合的にやらなければ」

 神楽坂のブックカフェ「神楽坂モノガタリ」界隈ではすでに9回、えほんパークレット開催の実績がある。フォーネット社の工場などがあったゆかりの地である小石川3丁目のイタリアンレストラン「青いナポリ」、その1階のロールケーキ店「ARINCO」、ブックカフェ「小石川モノガタリ」、そして野菜店「齋藤商店」を会場に、多彩なワークショップが開かれ、大勢の人でにぎわった。

 小石川モノガタリでは、韓国、日本、フランス、イタリア、モルドバそれぞれの国の言語と日本語での読み聞かせ会が開かれた。言語が違っても、絵本という共通語で話は通じる。

 外で注目を集めていたのは手回しオルガン。フランス人の歌手でアーティストのSublime(スブリーム)さんが演奏していた。「楽譜」は穴の開いた長い紙で、オルガンにセットし、ノブを手で回すと音楽が鳴る。子どもたちが次々手回しを体験しにきた。

 フランス語で歌を歌っていたが実は日本語がペラペラ。手回しオルガンは19世紀からあり、道端で大道芸人が歌うときに使われていたそうだ。この楽器、古そうにみえて30年前に作られたそうで、意外に新しい。Sublimeさんはイベントなどで演奏しているそうだ。

 文章より、音を聞く方がこの魅力はよく伝わるので、ここからはJIBUNテレビで。(敬)

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