JIBUNマガジン

2019年06月号 vol.47

【コラム】17歳のつぶやき/Z世代の声、聴く気ある?

2019年06月07日 14:58 by Takako-Oikawa

 令和。日本という誠に小さな国は新たな時代を迎えた。

 しかし、日本の表面的な政治は平成の停滞の残り香を嗅ぐわせている。

 令和初月、私は令和時代の政治の幕開けを目の当たりにしていた。学生の本分である勉強を疎かにせず、政策立案のイベントの開催、政党に対しての政策提言、政治家の方々との深い交流などを行い、今という時代における”政治”を学んだ。

 私は若者迎合の政治家と共に時間を過ごした事で、彼らの時代の潮流に従うだけの政治活動に飽き飽きしてしまった。選挙権年齢の引き下げや、(特にマイノリティの)若者に関するメディア制作など、彼らの表面的な若者へのアプローチは、政治に関心のない人々の心に響いていない。

 例えば、先日自民党が公開したメディアだ。それは私たちZ世代のダンサー、インフルエンサーたちが登場しているビデオだった。私と同世代の若者が政治関連のメディアに映る姿は印象的で大衆の記憶に残っただろう。

 しかし私は自民党の議員の方となかなかイベントで会う機会がない。先日私が参加した日本若者協議会主催の皇位継承に関するシンポジウムではそれが顕著に現れた。各党の議員の方がそのシンポジウムに名を連ねる中、唯一自民党の議員は不在であったのだ。

 果たして本当に彼らは若者の意見を聞きたいと思っているのか、最近私は疑問に思っている。彼らの活動は表面的で正鵠を射ていない。若者の事を真剣に考えるのなら、実際に若者のことを知れる場を活用していただきたい。

 そして体裁を保つだけの政治活動などはやめ、令和時代に必要な政治を行ってください。私たち日本人にとって今日の政治は姿の見えない大衆への迎合であり、日本人に実益をもたらしていない。この平成からの流れを断ち切り、新時代にふさわしい政治が行われる事を願っている。(吉田遼)

※文京区内の高校に通う吉田遼さんが、若い世代の思いや悩みをつづります。

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