JIBUNマガジン

2019年02月号 vol.43

ワールド×ローカル/「谷根千坂上」養源寺で音楽フェスを仕掛けた小川さんに聞く

2019年02月03日 18:58 by Takako-Oikawa

 

お寺の本堂で音楽フェス!?

そんな、ぶっ飛んだイベントが。東京メトロ南北線「本駒込駅」近くの「養源寺」で行われた。調べてみると、谷根千で活躍するミュージシャンや、北欧フィンランド・エストニアの音楽を取り扱う千駄木の「Juhla Tokyo(ユフラ トーキョー)」さんが主催したイベントとのこと。

「谷根千 坂上 養源寺 音楽フェス~Juhla vol.1 yanesen sakaue festival」を主催した、「Juhla Tokyo」の小川さんに話を伺ってきた。

縁つながりで

――どうして、お寺で音楽フェスを開催したのでしょうか?

和の文化の象徴のお寺と、世界の音楽、それに地元の谷根千の音楽が融合するイベントを実現させたいと考え・・・なんて言えればかっこいいんですけど、実はそこまで考えてはいませんでした。もともと養源寺の三男と僕が同級生で、昔から仲が良かったんです。その繋がりから、お寺の本堂でのフェスが実現しました。

――なるほど、縁つながりですね。

同級生も、「Shogun Beatz」というミュージシャンでして、今回のフェスに出演していただいています。他にも地元で活躍するミュージシャン、さらに、フィンランドからも多くのミュージシャンたちに来ていただきました。めちゃくちゃ豪華なメンバーです。

――本堂の音楽フェスだけでなく、飲食・雑貨など、いろいろな屋台も出ていましたよね。

バルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)の雑貨屋さん、水タバコの体験、手作りのお菓子、飲食などの屋台が出ています。キャンピングカーの中で担々麺やどて煮を作っている豊田さんは、普段はすぐ近くのシェアハウス「Bunkyo Blanc」で料理を担当されていますし、横でコーヒーをいれている「Day Drip Coffee」黒田さんはJuhla Tokyoのメンバーで、通常は店舗で珈琲豆の焙煎を行っており、フェスでは自家焙煎のコーヒーをドリップしていただきました。

後、フィンランドのサウナもあります。もちろん、フィンランドつながりです(笑)。

――フィンランドサウナは私も入ってきました。今日はとても寒いのでありがたかったです。それにしても、いろいろな方が参加されていますね。

Juhla TokyoをOPENさせてから本当に様々な方とつながりができ、その方々の協力もあり開催できました。参加していただいた、すべての方に感謝しています。

ワールド×ローカル

――「Juhla Tokyo」について教えてください。

「Juhla Tokyo」は本駒込駅から、田端方面に5分ほど歩いた場所にあります。「ワールドミュージックとローカルミュージックの融合」をコンセプトに、文化や芸術が行き来する千駄木で、地元で活躍するレーベル、ミュージシャンの音源を取り扱う「LiL」、北欧フィンランド・エストニアの音楽をお届けする「o-moro」、この場所で焙煎し、良質の珈琲豆を提供する「Day Drip Coffee」がコラボレートしています。

千駄木って、古くからの街並みを活かした地域として注目を浴びていますよね。でも、注目を浴びているのは、不忍通り沿いの坂下と呼ばれる地域が現状多いです。

ただ昨今、本駒込、向丘周辺も新しいお店が徐々に出来始めて来ました。

この辺は比較的住宅地が多いですが、自分の店も含めこの坂上(sakaue)地域が面白くなると良いなと感じております。

坂上が熱い!

――だから、今回のイベントにも「坂上」という名前が付いているんですね。

そうです。個人的に「谷根千坂上計画」と呼んでいます。「Juhla Tokyo」も、養源寺のフェスも、実はこの計画の一環だったりします。祭りを起こしたい(笑)。

――なるほど(笑)。では、今後の「谷根千坂上計画」について、少し教えてもらってよいでしょうか。

一昨年(2017年)フィンランドは建国100周年を迎えました。さらに今年(2019年)は日本との国交100周年を迎えます。今回行った養源寺の音楽フェスはそれを意識した第一弾で、今年開催予定の第二弾はより面白いフェスに出来ればと思っております。

またフィンランドでは毎年クリスマス前に国内の様々な場所で、約一週間に渡ってライブを行うWE JAZZというイベントがあり、これに近いことを文京区で出来ないかなと思っています。

2020年は東京オリンピックが開催され、多くの外国人が日本にやってきますよね。そのとき、坂下や坂上、いろんな場所でイベントを仕掛けたい。日本のモノ・コトを主張するだけでなく、海外の文化と融合して、それを皆で楽しむ。それが出来るのは昔から文化交流や文化精神が根付いている文京区にはぴったりじゃないかと思っております。

今年も音楽だけでなく、文化発信的イベントを色々考えています。イベントの告知はFacebookで行いますので、是非チェックしてください。

(石井)

Jufla Tokyo(ユフラトーキョー)

住所:文京区千駄木5-38-9

営業日:金曜日15:00-20:00、土曜日13:00-21:00、日曜日13:00-18:00

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