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2019年1月号 vol.42

家康公が必勝を祈った?三河稲荷神社

2019年01月02日 23:59 by takegata
2019年01月02日 23:59 by takegata

 

後楽園から新壱岐坂を登っていくと歩道橋を過ぎたあたりに「ほていや」というお蕎麦屋さんがあります。そこを左に曲がって路地に入り、お煎餅屋さんの「森野」の前を過ぎたところに鳥居があります。三河稲荷神社です。

 

 

お稲荷さんですから、それほど大きな神社ではありませんが、東京都神社庁のホームページを見ると「徳川家康公が江戸開府のおり、先勝祈願が叶う、自身のお守りとして信仰していた隣松寺(愛知県豊田市)三河稲荷の末社を江戸に建立。稲荷信仰が江戸に広まった基となったといわれている。」とあります。なんと、なんと、将軍様が直々にお建てになった神社なのですね。負け知らずの家康公が必勝のお守りとされていたわけです。負けられない勝負がある時にお参りすると良いかも知れません。

 

 

 三河稲荷神社では、年明けの0時に行ってお参りすると「三河稲荷神社 開運御守」をいただけます。

 

 

 それだけでなく、暖を取るために火を焚いて下さったり、お蕎麦や甘酒を振る舞って下さるなど、町会の方々のおもてなしもあり、ほかほかした気持ちでお正月を迎えることができます。

 

 

 有名な大きな神社やお寺さんもよいですけど、地元のお稲荷さんに初詣というのもまた別の良さがありますね。ここ何年かこちらに初詣に来ていますが、日頃の行き当たりばったり、もとい、臨機応変が裏目に出ないのはお稲荷さんのおかげではないかと思っています。(竹形誠司)

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