JIBUNマガジン

2019年1月号 vol.42

800年の歴史、諏訪台地にある「諏方神社」に初詣

2019年01月03日 00:00 by inaba_yoko

 あけましておめでとうございます! 文京区千駄木方面から初詣リポート!

 ちょっと区をまたいで荒川区西日暮里3丁目、諏方神社へ。この神社は日暮里駅の北西にある諏訪台と呼ばれる高台にある。諏訪台は、縄文時代、弥生時代から人々が生活していた景勝地で、安藤広重の「名所江戸百景」にも登場する地だ。ひぐらしの里と呼ばれ、今でも、小学校や町会名などに使われている。

 諏方神社(<諏訪>ではなく古来表記<諏方>を使っている)は、鎌倉時代の元久二年(1202年)に創建され800年の歴史を持つ。以来、日暮里(新堀)村、谷中町の鎮守さまである。

 普段は、近隣数カ所の保育園の“おさんぽ”コースとなっていたり、地域の子ども会が、焼き芋や野外映画会などを開いたりしている人気の遊び場。諏訪台の森の中は樹々も多く気持ちのよい場所だ。犬の散歩にもちょうどよい。

 境内奥の手すりからは、線路がよく見下ろせて、新幹線やスカイライナー、JRや京成線の在来線がひっきりなしに行き来するのを飽きずに眺められるので、子どもにも大人にも、電車好きには魅力的な場である。

 以前は出店があったが、最近は、商いはないようだ。賑わってはいるが、普段とそれほど変わらない。「め組」の人が番をしている「お炊きあげ」の火が赤々と燃えていること、神楽殿の扉が開いて源為朝の人形が飾られているのが見られること、アルバイトとおぼしき若い巫女さん達が外で元気にお守りを売っていることで、元旦の朝だなあと確認できた。

 都内で一番古い七福神といわれる「谷中七福神」は、田端の赤札仁王の東覚寺から上野寛永寺の不忍池弁天堂へと続くが(どの順番でもよい)、諏方神社のある諏訪台通りや坂の下の道は、七福神めぐりをする大勢の人たちの通り道である。

 文化財がある寺や、除夜の鐘をならすお寺など名寺社が上野まで連なる。その道を歩けば、ひとつひとつの神社・お寺ということではなく、まち全体から新年のお祝いのシャワーが吹き出しているような気がする。(稲葉洋子)

写真提供 横溝八千代

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