JIBUNマガジン

2018年06月号 vol.35

情報は狭く深く。住民の「知りたい」を追求する「護国寺ナビ」編集長の石井さん

2018年06月02日 20:40 by Takako-Oikawa

 「谷根千とか茗荷谷界隈に比べて、護国寺近辺の情報って少ないと思うんです」。熱を込めて話すのは、情報サイト「護国寺ナビ」編集長の石井さんだ。2015年ごろから、護国寺や音羽地域のご近所情報の発信を始めた。

 石井さんは神戸出身。2000年ごろ、小石川に住んだこともあるが、今は護国寺地区の住民だ。出版社に勤めていたことがあり、地方自治体の広報誌、文京区でいえば区報にあたるものを発行する仕事をしている。「仕事上でも感じていたのですが、広報誌は作る側が発信したい情報が満載で、対象も高齢者や子育て世代が中心だと思うんですよね」。住民目線で、欲しい身近な情報がないのではないだろうか。たとえばコンビニができたとか、いついつどこそこで工事中だ、とか。

 ウェブサイトづくりの勉強のためにと2014年にサイトを立ち上げたのが情報発信のきっかけ。埼玉県ふじみ野市・富士見市の情報発信をしている「ふじみ野ナビ」を参考にしたという。試行錯誤してサイトのデザインを今のものに決め、住民の視点からの情報を発信している。イベントや店に行ったというレポートのほか、ポケモンGOを実際にやってみたとか、護国寺から15分で行ける紅葉の名所紹介とか、文京区が2017年1月から始めた自転車シェアリング体験とか、中には「護国寺駅6番出入口を下りた角で乗客がぶつかる事故を検証する」という記事も。住民による住民のための記事が多い。

 最近は「うちの店を書いてほしい」という依頼も来るようになった。「読者ターゲットはここに住んでいる人。ここを見れば護国寺のだいたいのことがわかるよ、というサイトにしたい。手が届く範囲でエリアは狭く、情報は深く」という。掲載依頼は随時募集中だ。詳細はサイトから。

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