JIBUNマガジン

2018年05月号 vol.34

サービスはホテル並み!英国発シェアハウスの「黒船」、白山に上陸

2018年04月30日 18:30 by Takako-Oikawa

 オートロックの自動ドアの向こうに、受付のコンシェルジュが控え、「おかえりなさい」。天然アロマの香りが漂う広い広いスペースがあり、若人が思い思いの場所で机に向かっている。一体ここは? シェアオフィス? 外見はマンションのようだけど……。答えは、学生向けのシェアハウス「Hakusan House」。8階建て、364人が住めるという大きさで、家具付きでリネンも家電もそろい「服だけ持ってきたらすぐ住める」という。3月末にオープンし、学生の入居者を募集中だ。

 運営するのは、25年以上大学生向けレジデンスの運営・管理を行ってきた英国のGSA(Global Student Accommodation)。学生の住まいといえば、各大学ごとの寮が一般的だが、複数の大学の学生が集まって住める場所を作ったのが始まりで、いまはシドニーやドバイなどにも展開し、Hakusan Houseは日本での第1号だという。東洋大学が目の前にあり、東京大学をはじめたくさんの大学が立地する文京区で、通う大学も違えば各国からの留学生も住むという学際的、国際的な新しい学生の住居。「日本にいながら各国の言語や文化とふれあうことができ、社会人に向けてのステップとしてよい環境だと思う」と総支配人の永島京平さんは話す。

 

 6人部屋、2人部屋、個室があり、ベッドと収納、シャワールームとトイレを備え、居室スペースはそう広くないものの、1階の200平方メートルもある共有スペースをはじめ、キッチンやスタディスルームなど共用部を広く取っているのが特徴。「1人で過ごすより、みんなで過ごす。Co-livingがコンセプトです」と、永島さん。キッチンでそれぞれの国の料理を作って食べる会が開かれたり、1階のシネマルームで映画の上映会やゲーム大会が開かれたりしているそうだ。屋上にもスペースがあり、日光浴をする学生もいる。

(6人部屋)

(共用キッチン)

(スタディリビング)

 もう1つの特徴は、コンシェルジュ。永島さんはじめ、スタッフは一流ホテル出身者で、日本語はもちろん、英語も堪能だ。銀行や役所での手続きや、アルバイト探しやチケットの手配の仕方、外食はどこがいいかなど、あらゆる相談ごとに応じる。まるでホテルのようだが、ホテルとの違いは、住んでいるのが学生であること。「ただサービスを提供するのではなく、学びや成長の機会を、対話を通じて提供したい」という。広い共用部を活用し、地域の人や、子どもたちとふれあう活動やイベントも企画していきたいという。

 

 セキュリティーはホテルより厳しいぐらいだといい、Wi-Fiも完備。月額賃料は6人部屋3万9千円から高層階の個室11万6千円まで幅があり、これに光熱費と管理費3万円がプラスされる。永島さんは「入寮費や家具家電は不要で、面倒な手続きも不要。初期費用が抑えられるため、トータルでみたら高くないはず」と話す。入居者の半数は日本人というのが理想だが、この1年はどういう場所であるか知ってもらうために費やしたいという。見学は随時受け付けている。申し込みは下記サイトから。

 Hakusan House

文京区白山4-33-14

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