JIBUNマガジン 文京区

2017年04月号 vol.21

文京区の名坂(東京坂道ゆるラン)「陽だまりの樹」の三百坂

2017年04月02日 18:14 by Takako-Oikawa
2017年04月02日 18:14 by Takako-Oikawa

三百坂は、小石川伝通院の西側に位置し、なだらかで、優しげな坂です。お江戸の古い坂ですが、近くにある同じ江戸期の藤坂善光寺坂は、かなり急で厳しいイメージ。
新しい播磨坂吹上坂は、当然、自動車用なので長くタフなイメージ。それらに比べ三百坂は、坂道を走っているという感覚もあまり無く、短く、細く、そしてゆるくなだらかです。なのであまり好きになれずに気にも止めていなかったのですが、、、

しかし古地図を見ると、

まず、「三百サカ三百サカ下トヲリ三百サカ下通り」と三百坂関連の表記が多いことに気づきます。

表記が多いのは大名(松平播磨守)が江戸城登城の際、この道筋がメインストリートだったということでしょうか。古地図では大名の名の書き出しが表門なので下記の登城ルートが想像できます。

続きはこちら

※この記事は「東京坂道ゆるラン」文京区の名坂に掲載されたものです。

 


関連記事

(東京坂道ゆるラン)都心の鉄道史跡「汽笛一声・鉄道はじめて物語」

2023年05月号 vol.94

(東京坂道ゆるラン)柘榴坂(ざくろ坂)の仇討

2023年02月号 vol.91

(東京坂道ゆるラン)太田道灌、山吹の里の鎌倉街道を行く2(豊島区前編)

2022年09月号 vol.86

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

2024年04月号 vol.105

春がしばらく足踏みし、桜の開花が少し遅れたと思ったら一気に暖かくなり、ツツジも…

2024年03月号 vol.104

季節は行ったり来たり。今春の桜の開花は早いと思ったら、寒さがぶり返して先延ばし…

2024年02月号 vol.103

節分の豆まきは今年は4年ぶりというところが多かったようです。節分、立春といえど…