三百坂は、小石川伝通院の西側に位置し、なだらかで、優しげな坂です。お江戸の古い坂ですが、近くにある同じ江戸期の藤坂や善光寺坂は、かなり急で厳しいイメージ。
新しい播磨坂、吹上坂は、当然、自動車用なので長くタフなイメージ。それらに比べ三百坂は、坂道を走っているという感覚もあまり無く、短く、細く、そしてゆるくなだらかです。なのであまり好きになれずに気にも止めていなかったのですが、、、
しかし古地図を見ると、
まず、「三百サカ、三百サカ下トヲリ、三百サカ下通り」と三百坂関連の表記が多いことに気づきます。
表記が多いのは大名(松平播磨守)が江戸城登城の際、この道筋がメインストリートだったということでしょうか。古地図では大名の名の書き出しが表門なので下記の登城ルートが想像できます。
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※この記事は「東京坂道ゆるラン」文京区の名坂に掲載されたものです。
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