JIBUNマガジン 文京区

2016年09月号 vol.14

【ひと】カラダオーケストラで開眼。「子連れでも活躍できる」/「スタジオ Laugh」を開いた桜乃まゆこさん

2016年09月02日 00:22 by Takako-Oikawa
 「子どもがいるから身動きが取れない」から、「子どもがいるからこそできることがある」へ。生まれも育ちも文京区で、1児の母である桜乃まゆこさんは、「カラダオーケストラ」に出合って、「これだ」と思った。女優、モデルとして活躍してきたが、昨年、子どもが生まれてからは、「これまでと同じ生活はできないな」と実感。人生がリセットされたような感覚を覚え、この先どうやって自分らしく社会とかかわっていけるのか、答えが見つからなかったという。ところが、カラダオーケストラに参加し、いつのまにか声を出し身体を動かしているという喜びを体験。「人を楽しませたり笑顔にしたりする舞台の経験を社会に還元できる」と、希望の光を見たという。インストラクターの資格を得て、7月から文京区本郷で自らが主宰する「スタジオ Laugh」で、ワークショップを始め、新たな一歩を踏み出している。
 
桜乃まゆこさん(左)と、息子を抱く夫の髙木創史さん

 カラダオーケストラは、女優の関口満紀枝さんが考案したワークショップ。前半は身体をゆるめ、参加者同士が打ち解けるように、講師によって手遊び歌や簡単な体操、ヨガや演劇的手法などを使って盛り上げるという。後半は発声練習や、人の声をまねるなど、声で様々な表現を体験。最終的には様々な声やリズムや身体の動きが重なり合い、オーケストラのような一体感が得られるという。「子どもでも、子連れでも、お年寄りでもできる。気づいたら大声を出して発散していて、心も身体もすっきりできる」と桜乃さんは言う。
 
スタジオLaughでやったカラダオーケストラの様子

 演劇やダンスなどで舞台に立つ人は、身体のことに興味を持ち、ヨガやマッサージなどの分野にいく人も多い。桜乃さん自身もヨガやマッサージなどの資格を持ち、指導もしてきた。しかし桜乃さんは、カラダオーケストラに出合い、考案者の関口さんの「舞台で培った表現法を別の形で社会に還元したい」という思いに共鳴したという。関口さん自身も2児の母。「子連れでアシスタントに来ている人もおり、子連れでは何もできないと思っていたけど、こんな風に生きられるんだ、子連れでも活躍する方法もあるんだ、とわかった」
 
子どもと一緒にはじける 

 ちょうど、地下鉄春日駅徒歩1分の立地に、家族が持つビルの1階が空いたままになっていた。「あまりにボロくて、活用する発想がなかった」というが、最小限の改装をして7月に「スタジオLaugh」としてオープン。ヨガやジャイロキネシスの教室を開くほか、夫の髙木創史さんがアフリカンパーカッションのワークショップを開いたり、アフリカンハープの生演奏でヨガをやる企画を立てたりしている。「子連れで参加できるワークショップを増やしたい」と、カラダオーケストラのワークショップも本格的に始める。9月14日には、文京区小石川の子どもがつどうまちのLDK「さきちゃんち」1周年記念イベントで、無料の体験会も開く予定だ。

「スタジオLaugh」。蛍光灯に布を張っただけでも雰囲気が変わったという

 「子育てママだけでなく、元気なシニアの方も歓迎です」と桜乃さん。9月15日、29日10時半~12時、スタジオLaughでカラダオーケストラワークショップがある(参加費3000円、初回体験2000円)。ほかにも生演奏YOGA、子連れでフェルデンクライスや、ジャンベの教室もある。詳細はブログで発信中だ。
申し込み、問い合わせは
sakuranomayuko@gmail.com

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