JIBUNマガジン 文京区

2016年05月号 vol.10

【まち・イベント告知】カフェやショップ巡る入谷の特別な一日/good day入谷でまちへGO

2016年05月02日 15:57 by Takako-Oikawa
2016年05月02日 15:57 by Takako-Oikawa
 台東区の入谷エリア一帯の16カ所のお店やカフェ、ゲストハウスなどを巡るとちょっとした特典があるウオークラリー企画「good day 入谷」が4月に続き、第二土曜日の5月14日(土)と6月11日(土)にも開催される。楽しいことは足元にある、もっと地元を楽しもう、という趣旨で、イベントスペース「SOOO dramatic!」などの呼びかけで始まった。第1回は4月9日に実施され、参加者からは「まちを知ることができた」、店からは「新規顧客が来た」などと好評だった。
 

 一見何の変哲もない古い民家。一歩入ると木の床におしゃれな土壁、バーがあり、さらにその奥へ行くと・・・中庭が現れ、築90年の古民家が静かなたたずまいを見せていた。「ゲストハウスtoco.」。2010年にオープンした古民家を改装した宿だ。
 
 

 外から見た印象とのギャップに驚き、中庭を見ながら縁側に腰かけたくなるような空間だ。4月のgood day入谷ではバーのある棟でシルクスクリーンのワークショップを開催し、ウェルカムドリンクのもてなしがあった。その近所には、昭和初期の三軒長屋を改装したアート・スペース「そら塾」。「トリの家」と称した立川静子展や新聞紙たまごへのペインティングワークショップが開かれた。
 

 新しい店ばかりではない。創業110年という金澤米店は、全国のアイガモ農法米などこだわりの米の専門店。産地直送の農産物や農産加工品の試食販売などをしていた。そのほか、花店や陶芸工房、ハム工房、カフェやバーが参加。「空想カフェ」前の路上では紙芝居を上演するなどのイベントもあった。古いものと新しいものが共存するまち。それが入谷のようだ。
 

 発起人の1人、SOOO dramatic!を運営する今村ひろゆきさんは「まち歩きで地元を再発見してもらえれば」と話す。2015年4月にオープンした「現代の公民館」的スペースSOOO dramatic!ではハンドメイド品や飲食のマーケットを開催。キッズスペースもあるので家族で楽しめる。4月はたくさんの人がまち歩きを楽しんだようで、参加店からも好評だった。今村さんは、「そら塾とゲストハウスtoco.の三者で他の参加店に声かけしてはじまった企画。とりあえず4月、5月、6月と実施してみて、検証、改善をしていきたい」という。
 

参加には地図が必要だ。SOOO dramatic!など参加16店で入手できる。
イベントの詳細はFacebookページで。

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