JIBUNマガジン 文京区

2020年06月号 vol.59

新型コロナのまちウオッチ(公園編)はなれてあそぼう・・

2020年06月21日 14:23 by Takako-Oikawa
2020年06月21日 14:23 by Takako-Oikawa

グルグル巻きに縛られていた公園の遊具たちが、ようやく縄を解かれた。子どもたちが公園にもどってきた。喜ばしいことだ。しかし、今度はこんな掲示が。

「はなれてあそぼう。2メートル」。すでにJIBUNマガジンではこのような動きに先駆けて「ともだちと2メートル離れてもおもしろく遊べる『あそび』」について、3月号で紹介済みだ。しかし遊具で2メートル離れて遊ぶというのはなかなか、子どもには至難の業ではないだろうか。

小さい児童遊園のような公園にはあまり見かけなかった。

遊具ではないが、礫川公園の喫煙所ががんじがらめに縛られている。3月31日で閉鎖になったそうだ。嫌煙家には朗報。駅のそばなので、通るたびに煙が臭うのに閉口したものだ。

木にくくりつけるのがトレンドみたい。

今どきの公園掲示の「流行」は「はなれてあそぼう」のようだ。

後楽公園野球場の掲示。検温や利用者名簿の提出を求められている。コロナ期ならでは。

こちらはだいぶ前からよく見られるようになった。六義園のベンチにはられていた掲示。

最近ランナーやウオーカーが増えた小石川植物園周辺。正門近くにあった看板を、立ち止まって何度も読み返してしまった。

「距離を保つこと」。これはそうだろう。「口を覆うなどのエチケット」。マスクと書いていないところがミソだ。マスクについては2歳以下は必要ないという日本医師会の見解が出ているものの、熱中症とのからみでは高齢者はつけないようにとか、運動中は人のいないところではずしてもよいとか、郵便局の配達員は移動中ははずすとか、いろいろ報道されている。

「息が切れない程度にスピードを落とす等の熱中症対策」。これはどういうことだろうと首をかしげる。息が切れることと熱中症は関連性が高いのだろうか。「感染拡大防止」と「熱中症対策」の間でゆらいでいるのが読み取れておもしろい。

子どもたちの夏の楽しみがまた一つ、失われてしまった。

 

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