JIBUNマガジン 文京区

2020年02月号 vol.55

天神様で梅を見て牛に願いを/湯島天神と牛天神で梅まつり

2020年02月15日 20:38 by Takako-Oikawa
2020年02月15日 20:38 by Takako-Oikawa

湯島天神では3月8日まで梅まつりが開かれている。梅は今がちょうど見ごろだ。

境内には約300本あり、8割が白梅。紅梅もアクセントになってきれいだ。

樹齢は70年~80年が中心だという。古木らしい「南高梅」もあった。ここから梅の実もたくさん取れるのだろう。

天満宮には大抵いる牛も鎮座していた。土日祝日には野点や、太鼓、舞踊、講談や落語といった奉納演芸もある。サイトに詳細が載っている。

牛と言えば、牛天神北野神社(春日1-5-2)。紅梅まつりが25日まで開かれている。土曜日毎に甘酒・しょうが湯を、日曜日毎に、梅のお菓子(牛天神 北野の紅梅)、1日限定100個の梅の実、甘酒をふるまっているという。

ここには、願いが叶う「ねがい牛」がいる。サイトにはこんな説明がある。

「源頼朝公が当地にあった岩に腰掛け休息したとき、夢に牛に乗った菅原道真公が現れ『二つの喜びがある』と告げられた。翌年その喜びがあり、頼朝公がこの岩を祀り牛天神を創立。以来、境内にある牛の形をした岩を撫でると願いが叶うといいます」

梅の下にも牛。「ねがい牛」はこれではなく、境内の片隅に寝そべったような形で鎮座している。

甘酒をふるまっている小屋のあたりから眺めた風景が、かつて葛飾北斎が描いた「礫川 雪の旦(こいしかわ ゆきのあした)」なのだという。ちょっと角度が違うけれど並べてみた。

駐車場脇の紅梅が見事だった。

ここの梅は9割が紅梅で、関東ではここでしか見られないしだれ梅があるという。湯島天神はお参りに長蛇の列だが、牛天神は比較的すいていて穴場かもしれない。(敬)

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